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J:COMが「一戸建て住宅の防犯対策」について実態調査
JCOM(J:COM、東京都千代田区、岩木陽一代表取締役社長)は、一戸建て住宅に住む20代~60代の男女を対象に「住宅の防犯対策」に関する実態調査を実施した。この調査結果から、一戸建て住宅に住む人の防犯意識や防犯対策の実態などが明らかになった。
昨今、「闇バイト」や宅配業者を装ったなりすまし事件がニュースとなり、大きな注目を集めている。これらの犯罪は多くの家庭に不安を与えており、防犯対策への関心が高まる一方で、犯罪手口はますます巧妙化している現状がある。特に一戸建て住宅は、その構造上侵入リスクが高いとされ、より高度な防犯対策が必要とされている。その中で、防犯カメラは犯罪抑止力を高め、有事の際の記録手段として注目されているが、どの程度導入が進んでいるのか
J:COMは、防犯対策の実施状況や住民の防犯への意識を明らかにするため、「一戸建て住宅の防犯対策」に関する実態調査を実施した。
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調査期間は2025年1月6日~1月9日。調査方法はインターネット調査。調査対象は一戸建て住宅に住む人(20代~60代の男女)。調査人数は335名。モニター提供元はRCリサーチデータ。
それによると、20代~60代の一戸建て住宅に住む人の約8割が闇バイトやなりすまし事件などの犯罪を不安に感じていた。まず、「闇バイトやなりすまし事件などの犯罪について、どの程度不安を感じているか」を尋ねる設問では、最も多い回答が「やや不安を感じる」で46・3%、次いで「非常に不安を感じる」が32・8%という結果になった。20代~60代の一戸建て住宅に住む人の約8割が闇バイトやなりすまし事件などの犯罪を不安に感じていることがわかった。
また、20代~60代の一戸建て住宅に住む人の7割以上が闇バイトやなりすまし事件などのニュースを見て、自宅の防犯対策を意識するようになっていることがわかった。「闇バイトやなりすまし事件などのニュースを見て、自宅の防犯対策への意識はどのように変化したか」を尋ねる設問の回答では、「やや意識するようになった」が46・3%、「変わらない」が26・9%、「非常に意識するようになった」が25・0%という結果になった。この結果から、7割以上の人が闇バイトやなりすまし事件などのニュースを見て、自宅の防犯対策を少なからず意識するようになっていることが明らかになった。
さらに、20代~60代の一戸建て住宅に住む人の8割以上が自宅に防犯カメラを設置していないことがわかった。「自宅に防犯カメラを設置しているか」を問う設問への回答では、「いいえ」が81・5%という結果になり、大半の人が自宅に防犯カメラを設置していない、ということが判明した。
このほか、自宅に防犯カメラを設置している人の約6割が2022年以降に防犯カメラを設置したという。自宅に防犯カメラを設置していると回答した人に「防犯カメラを設置したのはいつか」を尋ねる設問では約6割の人が、闇バイトに関するニュースが大きく報道された2022年以降に防犯カメラを設置していることがわかった。
自宅に防犯カメラを設置した理由の第1位は「犯罪抑止のため」だった。自宅に防犯カメラを設置していると回答した人に「防犯カメラを設置した理由」を尋ねる設問への回答で多かったのは、「犯罪抑止のため」で77・4%、次いで「犯罪発生時の証拠を残すため」が74・2%、「家族の安心感を高めるため」が43・5%という結果になった。ここでは、犯罪対策のための回答が上位に並ぶ結果となった。
防犯カメラが日常生活において最も役立っているのは「犯罪抑止として」。自宅に防犯カメラを設置していると回答された方に「防犯カメラは日常生活においてどのように役立っているか」を尋ねる設問への回答で多かったのは、「犯罪抑止として」で75・8%、次いで「外出中に自宅の状況を確認するため」が46・8%、「訪問者や配達員の確認のため」が45・2%という結果になった。この結果から、防犯カメラは「犯罪抑止」に最も役立っていると感じている人が多い、ということが明らかになった。なお、自宅に防犯カメラを設置していないと回答した人に「防犯カメラを設置していない理由」を尋ねる設問の回答では、「設置費用が高いから」が59・7%でトップだった。
今回の調査により、20代~60代の一戸建て住宅に住む人の7割以上が闇バイトやなりすまし事件などのニュースを見て、自宅の防犯対策を意識するようになっていることが明らかになった。また、調査対象者のうち防犯カメラを設置している方の約6割が2022年以降に設置したと回答しており、近年の犯罪増加の影響が伺えた。さらに、自宅に防犯カメラを設置している人の約8割が「犯罪抑止に役立っている」と回答しており設置の効果を感じている人が多いという結果になった。
一方で、20代~60代の一戸建て住宅に住む人のうち、防犯カメラを設置している人は2割に留まっており、防犯を意識しながらも設置費用の高さや設置や運用にハードルを感じ、防犯カメラの設置に至っていないという傾向が見られた。
なお、JCOMは、手軽に家庭の防犯対策ができる「J:COM HOME 防犯カメラパック」を提供している。設置や設定も全てJ:COMにまかせて、手頃に設置することができ、リーズナブルな料金プランと手厚いサポート体制で、導入における不安や課題も解消する。
詳細は次のURLで。
https://www.jcom.co.jp/guide/starter/home_security/
写真は J:COM HOME 防犯カメラパック
2月7日付け4面に掲載
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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