ジェイコム札幌、J:COMチャンネル初のAI映像解析で新体験

ジェイコム札幌(J:COM札幌、北海道札幌市、寺尾弘一代表取締役社長)は、2025さっぽろ雪まつり(第75回)(2月11日まで開催)の期間中、AI映像解析で来場状況を知らせる『さっぽろ雪まつりお出かけカメラ』と、『ドキュメンタリーさっぽろ雪まつり『雪像つくり半世紀~「101人の会」と雪まつり~」』をJ:COMのコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」(地デジ11ch)にて放送している。YouTubeでも配信している。
 J:COMは、ケーブルテレビだからできるあたらしい放送・配信を目指し、ライブチャットを活用した多言語化や複数台カメラによるマルチアングル放送など、デジタル展開の強化に取り組んでいる。
 この一環として『さっぽろ雪まつりお出かけカメラ』では、既設のライブカメラにエッジAI映像解析技術を活用し、リアルタイムで「J:COMひろば」の来場者動向を可視化している。個人情報を取得することなく来場者数や導線、人気エリアを把握し、来場者予測も行う新たな試みだ。2月11日(火・祝)の間毎日、1日6回以上のテレビ放送と10時~21時までYouTubeでライブ配信している。J:COMチャンネルがAI映像解析を放送に取り入れるのは、初めて。
 また、『ドキュメンタリーさっぽろ雪まつり『雪像つくり半世紀~「101人の会」と雪まつり~」』では、雪まつりを3つの視点から描く。雪まつりの礎となる「雪の軌跡」、雪像をつくる市民グループ「101人の会」、雪まつりを安全から支える「雪像制作指導員」の姿を通じて人と人のつながり、この先も続く雪まつりの未来への想いに迫る。J:COMチャンネルに加えYouTubeと地域情報アプリ「ど・ろーかる」でも配信している。

2月10日付け4面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。