J:COMが「世帯におけるスマートフォン費用の負担意識と対応」調査

 JCOM(J:COM、東京都千代田区、岩木陽一代表取締役社長)とグループ会社であるジェイコム少額短期保険(東京都千代田区、寺嶋博礼代表取締役社長)は、スマートフォンを3人以上利用している世帯において、世帯全体のスマートフォンにかかる費用を主に負担している人を対象に「世帯におけるスマートフォン費用の負担意識と対応」に関する実態調査を実施した。
 新生活に向けた準備が始まるこの時期、スマートフォンの購入や買い替えを検討する人が多くなる。スマートフォンはもはや生活インフラの一部となっており、家族全員がスマートフォンを持つ家庭も増えている。一方で、昨今のスマートフォンの高性能化や半導体不足の影響によりスマートフォンの端末販売価格は年々上昇しており、端末購入時や突発的な故障時の修理費用等の支出が家計の負担を増大しているものと思われる。そこで「家族のスマホ保険」を提供するJ:COMは、「世帯におけるスマートフォン費用の負担意識と対応」に関する実態調査を実施した。
 調査期間は2月7日~2月12日。調査方法はインターネット調査。調査対象は世帯内でスマートフォンを利用している人が3人以上で、世帯全体のスマートフォンにかかる費用を主に負担している人(20代~60代男女)。調査人数は1102名。モニター提供元はRCリサーチデータ。
 『近年のスマートフォン端末価格の上昇を受け、家計におけるスマートフォン関連の費用負担の増加をどのように感じているか?』との問いには、世帯全体のスマートフォンの費用を主に負担している人の約9割が、近年のスマートフォンの端末価格の上昇によるスマートフォン関連の費用負担の増加が気になっていた。
 次に「スマートフォン費用の負担増加に対して、どのような対策を取っているか」を尋ねる設問の回答では、1位が「利用料金を見直し、契約プランを変更した」で40・0%、2位が「端末の買い替え頻度を減らしている」で38・8%という結果になった。この結果から、スマートフォン費用の負担増加に対して契約プラン変更や端末の長期利用で買い替え頻度を減らすといった対策をしている人が多いことが明らかになった。
 続いて「あなたまたは世帯員が経験した、直近のスマートフォンの故障・破損」を問う設問への回答では、「故障や破損の経験は無い」と回答した人が60・2%、「修理可能な故障・破損」が22・4%、「修理不可能な故障・破損」が17・4%という結果になった。この結果から約4割の人が直近で自分または世帯員のスマートフォンの故障・破損を経験していることが判明した。
 また、直近でスマートフォンの修理可能な故障・破損を経験したと回答した人に「スマートフォンが故障・破損をした際、どのように対応したか」を尋ねる設問への回答では、1位が「修理した」で61・1%、2位が「そのまま使い続けた」で21・9%、という結果になった。買い替えを選択する人は16・2%と少なく、8割以上の人は修理をするか、そのままにして同一端末を利用し続けていることがわかった。
 続いて、直近でスマートフォンの修理可能な故障・破損を経験した際にそのまま使い続けたと回答した人に「スマートフォンが故障・破損をした際、修理しなかった理由」を尋ねる設問への回答では、1位が「修理費用が高額だったため」で37・0%、2位が「修理が面倒だったため」で25・9%、3位が「元々買い替えを予定していたため」で24・1%という結果になった。この結果から、スマートフォンを修理しなかった一番大きな理由は「修理費用が高額だったため」であることが明らかになった。

全文は3月12日付け5面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。