JCOMなど、マンション内で完結 オンライン診療

 JCOM(J:COM、東京都千代田区、岩木陽一代表取締役社長)と、阪急阪神不動産(大阪市北区、福井康樹代表取締役社長)と、なの花西日本(大阪府豊中市、宇野光裕代表取締役社長)が展開する地域薬局「なの花薬局」は、医療にアクセスしやすい、安心な暮らしの提供を目指して、1月に竣工した分譲マンション「ジオタワー宝塚 グランレジス[北棟]」(兵庫県宝塚市)において、「J:COM オンライン診療」の利用から薬の受け取りまでマンション内で完結するスキームを提供する。3月27日に3者が発表した。
 「J:COM オンライン診療」は、家庭のテレビ画面やスマートフォン上で、医療機関の診察予約から問診、医師による診察、薬剤師による服薬指導などが受けられるサービス。対象物件では、阪急阪神不動産が提供する入居者向けアプリ「geo life support」と連携することで、シームレスに「J:COM オンライン診療」を利用することができ、さらに希望者には、対象物件内の「なの花薬局」が、処方薬を入居者のポストに送料無料で投函することもできる。本スキームにより、予約~診察~薬の受け取りまでがマンション内で完結する。また、利用を希望する人には、機器の設置から初期設定、操作方法などをJ:COMスタッフがサポートするので、幅広い世代の人に安心して簡単に利用してもらえる。なお、機器設定や操作方法も電話・訪問でサポートするが。スマホ利用は訪問サポート対象外。診療立ち会いサポートなど、一部サポートは有料。
 今回の対象物件は棟内にクリニックモールを併設しており、入居者がアクセスよくクリニックに通うことができる。さらに本スキームを利用することにより、忙しいファミリー世帯や感染症等の心配により外出を控えたい入居者も安心して診察を受けることが可能となる。
 利用料金はオンライン診療サービス利用料1回あたり300円(税込330円) 診察料等が別途発生する。 対象物件内のなの花薬局によるポスト投函は追加費用なし。
 利用可能デバイスではテレビはSTB(CATVチューナー機器)とwebカメラ設置後、J:COMオンライン診療を登録の上、利用可能。スマートフォンはMY J:COMアプリをインストールの上、J:COMオンライン診療を登録。入居者向けアプリ「geo life support」との連携によりシームレスに利用可能。
 「J:COM オンライン診療」は、MICIN社のオンライン診療サービス「curon(クロン)」、および同社のオンライン服薬指導サービス「curon(クロン)お薬サポート」と連携している。家庭で普段から利用しているテレビに、J:COMが開発したアプリを搭載したSTB(CATVチューナー機器)を接続する、または、スマホに「MY J:COM」アプリをダウンロードすることで、医療機関の診察予約から問診、診察の他、薬剤師からの服薬指導、自宅への処方薬配送のサービスが受けられる(利用の際はJ:COMパーソナルIDの取得が必要)。受診するクリニックや処方箋の連携先となる薬局は、J:COMに登録しているクリニック/薬局等の中から、利用者にて自由に選択できる。
 「geo life support」は阪急阪神不動産による、分譲マンション「ジオ」の入居者専用アプリ。管理会社やアフターサービス等の各種問合わせ先を集約するほか、ハンズフリー施錠や理事会のチャットなど、入居者の暮らしを総合的にサポートする。MY J:COMアプリと連携し、「geo life support」を経由して、シームレスにJ:COMオンライン診療を利用できる。

4月4日付け4面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。