J:COM 調布従業員、警視庁小平警察署から感謝状を拝受  詐欺被害を未然に防止

 ジェイコム東京 調布局(J:COM調布、東京都調布市、森竜介局長)は、J:COM従業員(ジェイコム東京 調布局所属)が、詐欺被害を未然防止したことに対して、警視庁小平警察署(東京都小平市、髙橋健二警察署長)から、4月14日(月)に感謝状を授与されたと発表した。
 同件は、同社従業員の対応が、地域住民の詐欺による金銭的被害を防ぎ、安心・安全の確保に貢献したことを評価されたもの。また、同日に同署が開催した特殊詐欺被害防止キャンペーンにも参加し、地域住民が不審な電話による詐欺被害に遭うことを未然に防ぐため、国際電話発着信の停止設定の呼びかけを行った。
 2025年1月28日(火)正午頃、小平市内においてATMを利用していた住民が携帯電話で通話をしながら操作を行っている姿を、偶然その場を通りかかったJ:COM従業員(下山響子さん)が目撃した。通話の様子と行動から違和感を抱き、その場で声を掛け携帯電話の通話を中断させた。また、同件が詐欺の可能性がある旨を伝えるとともに、一緒に警察署へ相談に行ったことで、振り込め詐欺被害を未然に防ぐことができた。
 小平警察の髙橋健二署長のコメントは次の通り。
 「今回の詐欺被害の未然防止は、J:COM従業員の方が休日にも関わらず、迷わず高齢者に声を掛けて頂いたことで防ぐことができた事案です。最近の特殊詐欺の手口は、警察官を騙ったオレオレ詐欺が多発している傾向にありますが、小平市内では還付金詐欺の被害が多い特徴があります。小平警察署では、国際電話を使ったアポ電が多数かかってきているため、国際電話の利用停止等の対策を取っております。J:COM従業員の皆さまは地域の安全のため、日頃から防犯活動に積極的に取り組んでおられると聞いております。今後とも特殊詐欺の被害防止にご協力をお願いいたします」。
 授受者(J:COM調布の下山響子さんのコメントは次の通り。
 「今回詐欺被害を未然に防ぐことができ、地域の皆さまの大切な暮らしの一部を守ることができたことは大変光栄です。地域社会と共創し、一歩踏み出す行動で、今後も安心安全な街づくりに貢献する一員でありたいと思います」。
 J:COMでは「ジェイコム東京は23年4月に『警視庁特殊詐欺被害防止アドバイザー』を受嘱、25年3月には、警視庁と「ストップ!詐欺」運動に賛同・取り組むことを宣言し、全社を挙げて特殊詐欺被害防止に取り組んでいます。また、J:COMのコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」(地デジ11ch)を活用した広報啓発活動や、詐欺電話の抑止につながる、スマートフォン・固定電話向けのサービス提供により、多発する詐欺被害の未然防止に取り組んでいます。J:COMは、このたびの感謝状拝受の栄誉を励みに、今後より一層信頼される企業を目指し、地域の安心安全な街づくりに貢献してまいります」としている。

写真は 小平警察署 髙橋健二署長(左)、拝受者J:COM従業員 下山響子さん

4月25日付け5面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。