マスプロ電工、災害情報をより確実に伝達できるケーブルラジオ

コミュニティFM特集

マスプロ電工は、災害情報をより確実に伝達できるケーブルラジオとして「CR3HE」、「CR3CA」を製品化している。
ケーブルラジオシステムは、ケーブルテレビ網のFM帯域(76~95MHz)を活用し、ケーブルテレビ局のセンターより災害時の緊急情報や地域に密着した身近な情報を各戸に設置されたラジオ端末へ配信する。既存の伝送路網を活用でき、設備投資が最小限で構築できる情報伝達手段だ。
「CR3HE」はケーブルラジオのセンター装置で、マイク入力によるライブ放送や音声ファイルによる即時・定期・予約放送が可能。(最大8chまでの同時放送に対応)さらに、J―ALERT 受信機・行政防災無線などの緊急防災設備との連携した放送も可能。複数拠点からの放送・操作が可能。全てのケーブルラジオ端末だけでなく、グループ指定や端末毎の個別指定をして放送が可能なため、きめ細やかなサービスを提供できる。ケーブルテレビ網内に操作PCを増設することでライブ放送や放送の設定・操作が複数の拠点からでも可能となる。また、携帯電話や固定電話から指定された電話番号に電話をかけ、ボタン操作によって受話器で録音した音声の放送登録ができる。録音による音声ファイル以外にも、音声合成サービスにより、入力した文字列から生成した音声ファイルを告知放送に利用できる。音声と接点出力に対応した外部出力端子を搭載しているため、接点起動に対応した外部スピーカーへ接続することができる。

写真は CR3CA

全文は7月31日付け6面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。