マスプロ電工 ケーブル技術ショーレポート

マスプロ電工は、行政からの情報や災害時の緊急情報を伝える『ケーブルラジオシステム』をメインに、BS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正できる『BS・CSチャンネルプロセサー』や、地上デジタル放送の信号レベルの偏差をチャンネルブロックごとに補正できる『簡易ヘッドアンプ』、システムに合わせて選択できる様々な機能を搭載した『光受信機(V―ONU)』などを展示した。
また、市場で好評を得ている『デジタルレベルチェッカー2機種』と、CATV加入者にも提案しやすい電源スイッチを入れるだけで映るセキュリティー機器『ワイヤレスカメラセット』を展示した。
▽ケーブルラジオシステム=最近では、線状降水帯の発生による大雨や地震など予期せぬ災害が各地で起きている。マスプロ電工では、FM帯域(76~95MHz)を活用して災害時の緊急情報を伝える「ケーブルラジオシステム」で、災害時の緊急情報や地域に密着した身近な情報を、ケーブルテレビ局のセンターより各家庭などに設置されたケーブルラジオ端末へ音声配信する。当日はこのシステムを実演展示した。
具体的には、ケーブルテレビ網のFM帯域を利用して任意のエリアへの情報伝達や災害時の緊急情報をより確実に伝えることができるのがFM告知放送システム。ケーブルテレビ局からの起動信号を受信すると、ケーブルラジオ端末が強制起動して、音声での告知や本体前面の液晶画面などに告知情報を文字メッセージで伝えることができる。

写真は ケーブルラジオ

全文は8月9日付け4、5面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。