ミハル通信 ケーブル技術ショーレポート

ミハル通信は、「ケーブル技術ショー2024」に出展して、「ケーブルテレビを元気に、地域をもっと元気に!」をテーマに、地域DX化を支えるケーブルテレビをサポートする最先端の製品・ソリューションを展示した。
『コンテンツ保護用スクランブル装置』は、ケーブルテレビ局の地上デジタル自主放送設備から送出する放送コンテンツの著作権(権利)保護のために信号をスクランブルを施す装置。主な特長は▽1ユニットで最大128PID同時にスクランブルをかけることができる▽TS入力端子を1系統備えており、単一TS、複数TS、および放送TSのいずれかを選択して入力することが可能▽スクランブル制御をリモート接点で制御することが可能▽電源OFF時でも入力信号をそのまま出力するTSスルー機能を備えている▽前面パネルにあるスクランブル強制停止ボタンを押すことにより、緊急時にスクランブルを解除することができる▽SNMPエージェント機能、ログ機能、アラーム接点出力機能を備えている▽電源は冗長構成で、片系の電源故障時にもサービスへの影響がない―など。
「ミハル通信は従来、ケーブルテレビ事業者様にコミュニティチャンネル設備一式をお納めする際に、コンテンツ保護用スクランブル装置はH社の製品をお納めしていました。このほどH社がこの分野で撤退されたのでスクランブル装置もミハル通信で製造してお納めすることになりました。これまで、H社が納入したところも巻き取ることになりました。すでに昨年度末に何社かに納入していただき今年度も地デジ設備の更新するタイミングで何社か納入予定です」(ミハル通信)。

写真は ミハル通信のブース

全文は8月9日付け4面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。