2024年9月13日(7720号)
東芝インフラシステムズは、JR東海、名古屋鉄道(名鉄)、北恵那交通の3社が、9月20日から12月8日までJR中央本線の一部区間で行う「QRコード」を用いたデジタル乗車サービスの実証実験に参画し、東芝インフラシステムズのQRコード乗車券プラットフォームと改札機に外付けするQRコードリーダーシステムを提供する▼名鉄が提供するエリア版MaaSアプリ上で、JR中央本線の一部区間を利用できるQRコード乗車券と、北恵那交通のバス路線である馬籠線の「馬籠フリー乗車券」をセットにした「馬籠周遊きっぷ」を販売。デジタル乗車サービスの実用性および利便性を検証する▼簡単に言うと、スマートフォンのQRコード乗車券を改札機の認証用カメラ(外付けQRコードリーダーシステム)にかざして入出場する。首都圏では東急電鉄も「クレジットカードのタッチ機能」および「QRコード」を活用した乗車サービスを導入している。記者も利用する路線だが、新しい改札機を見てもすぐに仕組みは分からなかった。アプリ上のきっぷ(すでにきっぷといえるかどうか)で鉄道・バスの乗降が可能となる時代。硬券(紙の切符)を知っている人はほんとうに便利と感じるだろう。(T)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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