2024年10月18日(7732号)

 西川(nishikawa、東京都中央区)は、睡眠アプリ「goomo」(グーモ)とアプリ連携高精度センシングマットレス「エアーコネクテッド SXマットレス』を開発し展開を始めた。「goomo」は「〝よい睡眠〟と〝新しい1日〟をつなぐスマホアプリ」として、日本睡眠科学研究所が蓄積した長年の知見から導き出した、睡眠スコアやアドバイスを提供する▼スマートアラーム機能や、GPS機能を用いた行動アシストのほか、カーテンや照明と連動する家電連携、遠く離れた家族の睡眠と連携する見守り機能も付いた。ユニークなのは、1日の始まりと終わりにメジャーリーガー大谷翔平さんらからのボイスが聞けるタレントボイス機能も導入した▼経済協力開発機構(OECD)が33ヵ国を対象に行った調査によると、日本人の1日の睡眠時間は7時間22分と、全体の平均である8時間28分より1時間以上短いことが報告されている▼この睡眠不足による日本の経済損失は年間約15兆円と言われている。西川は、これまで蓄積してきた知見(睡眠科学)と経験(ものづくり)を背景に睡眠アプリと高精度センシングマットレスを開発した。記者も秋の夜長からか睡眠が浅い。ICTの力で熟睡したくなった。(T)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。