2025年3月28日(7791号)
GMO AI&ロボティクス商事とプリファードロボティクス社は、GMOインターネットグループのオフィス内において、自律搬送ロボット「カチャカ」を活用した実証実験を始めた。「カチャカ」に専用シェルフを装着し、その上にコーヒーマシンを搭載することで、オフィス内を移動しながらコーヒーを提供する。この取り組みにより、コーヒーの提供方法による消費量の変化を測定し、オフィス環境における移動式飲料提供の有用性を検証する▼「カチャカ」は、AI技術を搭載し、人の指示で家具を動かす自律搬送ロボット。専用のキャスター付き家具とドッキングすることで、指定の場所までモノを運ぶことができる。これまで難しいとされてきた、環境変化の激しい居住空間での柔軟な自律移動を実現するという▼固定式提供では、オフィス内の指定エリアにコーヒーマシンを設置して、利用者は1杯飲むごとに、壁面設置のシートにシールを貼付。実施期間中のシールの総数を記録し、消費量を測定する▼一方、今回の移動式提供は「カチャカ」に専用シェルフを装着し、コーヒーマシンを搭載。「カチャカ」がオフィス内を巡回し、利用者にコーヒーを提供。利用者は1杯飲むごとに、シートにシールを貼付。実施期間中のシールの総数を記録し、消費量を測定する▼昭和の時代はいわゆる〝お茶汲み〟の時代。新入社員でやらされた記憶があると思うが、令和の時代はコーヒーをロボットが持ってくる時代になる。(T)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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