2025年4月4日(7794号)

 ウェザーニューズは、天候や季節で変わる消費者ニーズを的確に捉えたEC(電子商取引)サイト運営を支援するため、EC事業向けの気象データセットの提供を始めた。近年は気候変動の影響で例年と異なる季節の進みが、オンラインの消費行動に大きな影響を与えている。そのため、インターネットを通して商品やサービスを売買するECの分野で気象データのニーズが高まり、気象データの導入が続々と進んでいる▼。そこで、同社は天気や気温、体感などの予報や過去データ、花粉や乾燥指数など、オンライン消費に影響しやすい気象データをパッケージ化した▼ECサイト運営者は1㌔㍍メッシュの天気や体感の過去データを用いて気象による消費行動の変化を高解像度で分析し、予報精度ナンバーワンの予測データを活用して〝今〟と〝今後〟の需要を高精度で予測することが可能になる。また、10分ごとのタイムリーな実況天気や天気予報を、商品の仕入れや配送計画の調整にも役立てられる▼「EC事業に特化した様々な気象データを提供することで、ネットショップの売上の最大化や顧客満足度の向上を支援する」とウェザーニューズ。よく知られているのがプロ野球の屋根のない球場の場内で販売する弁当の発注。試合開始後すぐに大雨となってノーゲームとなったら弁当はすべて廃棄しなければいけない。そのためスタジアム近郊の雨天状況を運営側は、高精度の気象データを天気予報専門会社から入手している。今回は、そのECサイト版である。(T)

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。