Disney+「SHOGUN 将軍」がエミー賞18部門受賞 真田広之「人々が協力すれば奇跡を起こせる」

 米国で毎年行われている、米国のテレビ業界に功績を残した優れたドラマや番組を決めるエミー賞。第76回エミー賞授賞式が日本時間9月16日に米ロサンゼルスで開催され、ドラマ・シリーズ部門では、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」で配信された「SHOGUN 将軍」が、作品賞、主演女優賞、主演男優賞ほか合計18部門を受賞。真田広之(前列中央)、アンナ・サワイ(前列左から5人目)が日本人初のエミー賞主演部門を受賞する快挙を果たした。作品賞受賞のスピーチでは、プロデューサーを務めながら主人公役を演じた真田が「チームメートがたくさん会場にいてくれたので、ひとりじゃない、みんなの代表としていただくという思いで壇上に上がりました。この作品は東洋と西洋が出合った夢のプロジェクトでした。人々が協力すれば奇跡を起こせると教えてくれました」と感謝の言葉を述べ、「今回、受賞できた意味は数年後にわかる気がします。自分にとっても大きなことですが、今後の業界、若い俳優たちに大きな布石になるのではないかと。いろんな才能が海外に飛び出していくのをサポートしたいです」と挨拶した。そして「これまで時代劇を継承し、支えてきてたすべての監督、諸先生方に御礼申し上げます。あなた方から受け継いだ情熱と夢が海を渡り、国境を越えました」と日本発の文化である時代劇の歴史を担ってきた人々への感謝の気持ちを日本語で語った。
 「SHOGUN 将軍」は、ジェームズ・クラベル氏が1975年に米国と英国で発表した歴史小説が原作。「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた武将・吉井虎永と、その家臣となった英国人航海士・按針。そして2人の運命の鍵を握る謎多きキリシタン・鞠子らが織り成す戦国スペクタクル・ドラマ。
 日本国内では現在「Disney+ 」の「スター」で独占配信中。なお、ディズニー傘下の製作会社FXが「SHOGUN 将軍」のシーズン2と3の開発に着手している。
(©2024 Getty Images/Getty Images for Disney/Photo by Frazer Harrison/Getty Images)