NHK〈ドラマ10〉 8日スタート『宙わたる教室』試写会見に窪田正孝らが出席
NHK総合テレビで8日にスタートするドラマ10『宙わたる教室』(全10話)の初回試写会見が東京・渋谷の放送センターで開かれた。会見には、主演の窪田正孝、共演の小林虎之介、伊東蒼が役衣裳で登壇したほか、制作統括の神林伸太郎チーフ・プロデューサー(CP)が同席した。
同作は、定時制高校に赴任した窪田演じる理科教師・藤竹叶が、様々な事情を抱えた生徒と共に学会発表へ向け、実験に奮闘する姿を描く、実話を元にしたヒューマンスト-リー。原作は作家・伊与原新氏の同名小説(第70回『青少年読書感想文全国コンクール課題図書・高等学校の部に選出)。脚本は特集ドラマ「むこう岸」(NHK)を手掛けた澤井香織氏。
試写後、会見場に登場した窪田は「夜間定時制高校が舞台という、今までの学園ドラマとはちょっと違うテイストの作品です。いろいろな世代の人が集まり、科学部という中でうごめいています。夜の教室には、大人の青春が詰まっているなぁと感じました」と作品について語り、「科学は専門用語が多いですので、堅苦しくなってしまう部分があります。なので、その面白さをどうやったら視聴者の皆さんに伝えられるのかを常に考えました。熱すぎず、詰め込み過ぎず…距離を作って、実験という分かりやすいものを通して描いていけば分かっていただけるのかなと思いました」と原作を映像化する際の難しさを語った。
負のスパイラルの中でもがき苦しむ不良生徒、柳田岳人役を熱演する小林は「沢山の世代が集まって、人それぞれにどういう想いがあるのかと考えました。(岳人は)挑戦しようとしながらも、学校に通うことを諦めかけてしまっている。それが藤竹先生と科学部によってどう変わってくるか楽しみに見ていただけたら」とメッセージを送った。
起立性調節障害で朝に活動できないことから、夜間定時制高校に通い始めたSF小説マニア・名取佳純役の伊東は「やっと放送が始まるのかと思うとワクワクドキドキしています。原作を読みながら想像していた実験が撮影では目に見えて“こんな風になるんだ”となるのが驚きでもあり、楽しいです。そういう実験のシーンも楽しみにしていただければ」と見どころをアピールした。
神林CPは「原作の伊与原さんからバトンを受け取り、ドラマ化しました。実験シーンの撮影は本当に大変で、予備実験をしてもうまくいかないことが多かったです。通常の倍くらい時間をかけて丁寧に撮影に取り組みました」と話していた。
(写真:左から伊東蒼、窪田正孝、小林虎之介)
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオの番組および会見記事、デジタル家電(オーディオ、PC、カメラ等)、アマチュア無線を担当
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