NHK大阪放送局制作 夜ドラ『バニラな毎日』 蓮佛美沙子、永作博美、木戸大聖が会見
NHK大阪放送局はこのほど、総合で20日に放送がスタートする夜ドラ『バニラな毎日』(全32話/8週)の試写会見を東京・渋谷の放送センターで開いた。会見には、主人公・白井葵役を演じる蓮佛美沙子と共演者の永作博美、木戸大聖が出席し作品への思いを語った。
原作は、ドラマの脚本や番組構成を手掛ける賀十つばさ氏の同名小説。脚本は「PICU」(フジ)、「アナウンサーたちの戦争」(NHK)などを手掛けた倉光泰子氏。
大阪の住宅街で小さな洋菓子店を営んできたパティシエ・白井葵は経営難で失意の中、閉店することを決意する。そんな折、この厨房でお菓子作り教室を開きたいという女性が現れる。傷ついた人々がスイーツ作りを通して癒されていく姿を見て、葵の心にもある気づきが生まれていく…。バニラの甘く優しい香りが、ささやかな幸せを生み出すスイーツ・ヒューマンドラマ。
蓮佛「こんなに胸がいっぱいになった作品は初めて」
会見の冒頭、蓮佛は本作について「とにかく好きすぎる作品で…こんなに胸がいっぱいになったドラマは初めてです」と述べ、「生きていると理不尽に思うこと、自分で自分を見失うようなことなど、色々な困難がありますが、そんな私たちの人生をまるっと肯定して“一人じゃないんだよ”と抱きしめてくれる、そんな人間賛歌のような作品だと思います。私もすごく救われました。一人でも多くの方にこの作品を届け、ドラマを通して仲間になれたらいいなと思っています」と語った。
初めてパティシエ役に挑むことになったが「スイーツを作るシーンではプロの方にやっていただく、という話もありましたが、自分でやりたかったので、クランクインの1ヵ月半前から稽古をして、自宅でも練習し、なんとかお菓子作りの全シーンは自分でやることができました」と明かした。
元料理研究家・佐渡谷真奈美役を演じる永作は「このドラマは日常の中に何が潜んでいるのかに焦点を当てています。毎週ゲストの方が出てくださいますが、その方たちの“人に言うほどではないけれど、自分はこんな風に思っている”という小さな幸せも苦しみも、皆さんの心に絶対届くと思います」と語りつつ、「本当にスイーツがヤバいです。毎回絶品スイーツが出てくるので、この15分は悶絶すると思います。スイーツの誘惑を覚悟して見てください」と微笑んだ。
第2週から登場するミュージシャン・秋山静役を熱演する木戸は「各週ごとに出てくるキャラクターによって、同じ厨房でも何か色が違ったり、テーマとなるお菓子がその回を彩ってくれる、そんな風に変わりながら、最終的にふわっと温かみのある素敵なドラマとなっていると思います」と見どころをアピールした。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオの番組および会見記事、デジタル家電(オーディオ、PC、カメラ等)、アマチュア無線を担当