NHK特集ドラマ『正直不動産ミネルヴァ SPECIAL』完成披露試写会見

 NHKはこのほど、BSプレミアム4Kで2月1日に放送するBS特集ドラマ『正直不動産ミネルヴァ SPECIAL』の完成披露試写会見を東京・渋谷の放送センターで開いた。会見には、主演のディーン・フジオカと共演者の倉科カナ、脚本を担当した清水匡氏が出席した。

 

 本作は、山下智久が嘘のつけない不動産営業マン・永瀬財地を演じる人気ドラマ「正直不動産」シリーズの最新作。主人公は、前作のシーズン2で永瀬に打ち負かされ、ライバル店のミネルヴァ不動産の営業マンとなった神木涼真(ディーン・フジオカ)。最愛の妻と息子を事故で亡くすという哀しい過去を持つ神木はその悲劇に縛られ、業績ナンバーワンにこだわるが、立川店でのある物件の売買によって心が解放されていく。原作は大谷アキラ氏の同名コミックで「オーナーチェンジ」「代理権限」など名作といわれるエピソードを脚色した。

 

ディーン「タップはセリフの一部です」

 

 会見の冒頭、ディーンは「まさかこういう形で神木の物語が続いていくとは予想もしていなかったです」と述べ、「神木の人生と再会できたこと、前シーズンで過去との答えが出たのかと思いきや、やはり神木の愛の深さゆえ、なかなか前に進めない彼の強さと弱さのアンバランスなところが、このキャラクターの魅力だなと改めて感じながら演じさせていただきました」と自身の役どころの魅力を紐解いた。
神木といえばタップダンスのシーンも見どころ。ディーンは「タップはセリフの一部だと、撮影している時も思いながら取り組みました。完成した作品を見ていろんな表現方法があるんだと改めて感じました」と語った。
 神木の同僚でライバルの花澤涼子役を演じる倉科カナは本作について「エンターテインメントの要素をギュッと詰め込んだような作品です。笑って泣けて、しかも不動産のいろいろなことを知ることもできます。神木さんとの関係もシーズン2では、すごく気になるところで終わっていたので、神木さんと涼子がどのように不動産業界と向き合っていくのか、ぜひその結末を多くの方に見ていただけたらいいなと思います」と見どころをアピールした。
 完成したドラマを見た脚本の清水氏は「楽しく拝見しました。皆さんの熱演で、特に中盤以降は涙が止まらなくて、本当に素晴らしいドラマになっていると思います」と感想を述べた。

 BS特集ドラマ『正直不動産ミネルヴァ SPECIAL』は、BSプレミアム4Kで2月1日午後7時30分から放送。NHK BSでは、2月5日午後8時30分から放送。
(写真左から:倉科カナ、ディーン・フジオカ、清水匡)