日本映画専門チャンネル 伊丹十三4K映画祭「スーパーの女」上映記念イベント開催

宮本信子とのんが登壇!  のん「『スーパーの女』の花子を演じてみたいです」

 

 「日本映画専門チャンネル」を運営する日本映画放送株式会社(東京都千代田区、石原隆社長)は、特別企画「日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭」の開催と、5月に実施される日本映画専門チャンネルでの伊丹十三監督映画全10作品一挙放送を記念し、18日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区有楽町)で、伊丹十三監督第9作「スーパーの女」の上映・登壇イベントを開催した。

 

 本イベントには、宮本信子(俳優)と、のん(俳優・アーティスト・映画監督)が登壇。今回上映された「スーパーの女」への想いや伊丹映画の魅力について語りあった。

 

 

 登壇した宮本はまず「映画は、監督自身が身を削って作り上げたもの。これだけの年数が経っても、10本をギュッと凝縮して上映する映画祭が開催され、たくさんのお客様に観ていただき感謝の気持ちでいっぱいです」と謝意を述べ、「伊丹さんは、俳優と俳優の“間”を大事にする。『スーパーの女』は、津川雅彦さんとのボケとツッコミが痛快な映画です」と作品の見どころをアピールした。

 
 

 

 一方、のんは伊丹映画について、「社会的なテーマがあり、笑えるシーンもあり、伊丹十三監督の描くイラストのような画作りにしびれます!」と魅力を語り、『スーパーの女』については、「宮本さんが演じる大胆で快活なキャラクターは、粋で洒落ていてグッときます。朗らかなシーンから緊張感のあるシーンへの切り替わりでは、宮本さんの演技でキャラクターだけでなく、そのシーンその場にいる出演者全員の空気も一変させてしまう姿が“スーパー”かっこいいです」と絶賛し、「私がもし伊丹映画のキャラクターを演じさせていただけるなら、『スーパーの女』の花子を演じてみたいです。密度の高い貴重なお話をお伺いすることができて、本当に“お得な”時間でした」と語った。

 

 さらに2人が共演し、当時社会現象を巻き起こしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)から続く10年以上の長きにわたる交流エピソードも披露。のんが宮本に対し「現場の空気も変える“スーパー”な存在」と語ると、会場が大いに沸き上がった。宮本は「のんさんは『あまちゃん』の頃から、初々しく、一途で、そのことは今も変わらない。さらに、自分のことをはっきり言える女性になりました。いつもキラキラしていて素敵です!」と目を細めた。

 

 最後に両者から、観客へメッセージが贈られ、伊丹映画ファンの万雷の拍手とともに、登壇イベントは幕を閉じた。

 

 

開催概要
「日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭」
上映期間
2月21日(金)~5月1日(木)各作品1週間上映中
4月24日(木)までは「スーパーの女」を、4月25日(金)から5月1日(木)までは「マルタイの女」を上映
公開劇場
TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田
配給
日本映画放送

※5月17日午後8時から「日本映画専門チャンネル」で伊丹映画全10作品を4K最高画質で一挙放送