NHK仙台局 公開トーク番組『大好き東北 定禅寺しゃべり亭』取材会開催

元「純烈」の小田井涼平が新MCに就任

 

 NHK仙台放送局(宮城県仙台市青葉区)は今月27日、東北地方向けトーク番組『大好き東北 定禅寺しゃべり亭』の取材会を同局内で実施した。

 

 2019年4月にスタートした『大好き東北 定禅寺しゃべり亭』は、仙台放送局の新放送会館1階にある公開スペースを会場に、東北ゆかりのゲストを招いて収録する公開トーク番組。地方局が制作するレギュラー放送の中でも公開トーク番組はNHKでも珍しく、これまでに迎えたゲストはのべ190組以上にのぼる。子ども時代のことや人生の転機、仕事で大切にしていること、東北の好きなところなどを通して、ゲストの素顔や本音に迫っている。全国で見られるNHKのインターネットサービス「NHKプラス」の見逃し配信では、地方局制作の番組の中でも特に高い視聴数を得ているという。

 

 放送7年目となる今年度は、放送日時がこれまでの土曜午前から日曜午後に枠移動したほか、出張版を増やし、宮城県以外の5県全てで公開収録を行っていく。さらに地域の視聴者に楽しんでもらえるよう、収録後には観覧者向けアフタートークの時間も設ける予定だという。

 

 取材会には新年度から新たなMCに就いた元「純烈」の小田井涼平(写真右)とMC2年目の岩﨑果歩アナウンサーが出席した。

 

 大学卒業後、社会人として仙台で5年間暮らした経験を持ち、「純烈」時代はNHKの東北温泉地応援プロジェクトを担うなど、東北にゆかりが深い小田井は、「仙台には23歳から28歳まで住んでいて、その時に皆さんの奥底にある優しさや温かさに触れていい思い出がたくさんある場所です」と仙台の印象を語り、「ゲストの皆さんは東北や仙台に愛情を持って、この場に遊びに来てくださっているので、ここを発信拠点とし、東北の魅力を伝えながら少しでも東北の良さを皆さんに知っていただく番組になればいいなと思っています」と抱負を述べた。

 

 小田井とコンビを組む岩﨑アナウンサーは「東北にゆかりのあるさまざまなジャンルの方がゲストにいらっしゃって毎回すごく勉強になります。小田井さんが〝新しい風を吹かせたい〟と意気込みを語ってくださって『しゃべり亭』はパワーアップしたなと感じています。小田井さんとは司会を組むのが初めてとは思えないくらいとてもやりやすく心強い相手です」と話し、「今年度は東北各県での『出張版』も回数が増えることになっているので身近に感じてもらい、私の地域にも来てほしいと思ってもらえるような番組にしていきたいと思います」と意気込みを語っていた。
 

27日の放送では、ロバート キャンベル(日本文学研究者・せんだいメディアテーク館長)㊨をゲストに迎えた

 

番組情報

『大好き東北 定禅寺しゃべり亭』

放送】総合テレビ:毎週日曜午後1時05分(東北地方向け)

司会】小田井涼平、岩﨑果歩アナウンサー