新・北斎展 HOKUSAI UPDATED

 北斎の代表作としては、“Great Wave”と称されて世界的に名高い「神奈川沖浪裏」を含む「冨嶽三十六景」シリーズ、19世紀のヨーロッパにおけるジャポニスムの流行の契機となった『北斎漫画』などが一般的に知られているが、これらは約70年に及ぶ北斎の画業のほんの一端にすぎない。本展では、その壮大な画業を通覧。国内外の名品、近年発見された作品、初公開作品を通じて、真の北斎に迫る。会期:2019年1月17日(木)~3月24日(日)午前10時~午後8時、火曜日のみ午後5時まで(最終入館は閉館の30分前まで)休館日:1月29日(火)、2月19日(火)、2月20日(水)、3月5日(火) 会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木) 主催:日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション、森アーツセンター ◇みどころ□待望の大規模北斎展20歳のデビュー作から90歳の絶筆まで、本展に出品される作品数は約480件(会期中展示替えあり)。十数年ぶりに東京で開催される、大規模かつ網羅的な北斎展となる。国内外から集められた名品・貴重品によって、北斎の全貌を知ることのできる待望の機会。□初公開作品が続々登場!多数の初公開作品を揃えていることも本展の特徴。アメリカ・シンシナティ美術館が所蔵する「向日葵(ひまわり)図」(肉筆画)は、北斎が88歳の時に描いたものですが、その凛とした姿には、衰えを知らない北斎のエネルギーがみなぎっている。また同館の「かな手本忠臣蔵」(小判、10枚)は近年発見された貴重なもの。旧津和野藩主家が所蔵していた摺物(すりもの)(非売品の特製版画)、大小暦も必見。118点を4期にわけて全点を公開するが、いずれも長らく秘蔵されていたため、衝撃的なほどに美しい色彩をとどめている。問合せハローダイヤル 03-5777-8600 午前8時~午後10時(無休)