アール・デコ・リヴァイヴァル!開催

 東京都庭園美術館では「アール・デコ・リヴァイヴァル!」と題して2つの展覧会、「建物公開 旧朝香宮邸物語」と「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」を3月21日より同時開催すると発表した。 旧朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻のパリ滞在と1925年に同地で開催されたアール・デコ博覧会への訪問がきっかけとなって1993年に竣工。戦後は吉田茂外務大臣公邸としても使用された。「建物公開 旧朝香宮邸物語」では館の歴史に注目し、関連する同美術館所蔵コレクションを展示するとともに、同邸にまつわる記録や関連衣裳等を紹介。世界的にも貴重な建築空間とその背景についてじっくりと鑑賞でき、その背景について理解を深められる展覧会。 「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」は、フランス文学者の鹿島茂氏が30年以上に渡り収集を続けてきたフランスの子ども向け絵本コレクションを展示。同展では、モーリス・ブテ・ド・モンヴェルやバンジャマン・ラビエなど、世界的にも貴重なコレクションにより19世紀半ばからアール・デコ時代に至る黄金期のフランス絵本の世界を紹介する。 「フランス絵本の世界」の主催は東京都庭園美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、協賛はライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網。期間は3月21日から6月12日まで。問い合わせ先は次の通り。東京都庭園美術館:03―5777―8600。(写真提供:東京都庭園美術館)