東京都美術館「没後50年 藤田嗣治展」

 明治半ばの日本で生まれ、80年を超える人生の約半分をフランスで暮らし、晩年にはフランス国籍を取得して欧州の土となった画家・藤田嗣治。2018年はエコール・ド・パリの寵児の一人であり、太平洋戦争期の作戦記録画でも知られる藤田が世を去って50年目にあたる。この節目に日本はもとより、フランスを中心とした欧米の主要な美術館の協力を得て、画業の全貌を展覧する大回顧展を開催する。 展覧会は「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」などのテーマを設け、最新の研究成果なども盛り込みながら、藤田芸術をとらえ直そうとする試み。藤田の代名詞ともいえる「乳白色の下地」による裸婦の代表作、初来日となる作品やこれまで紹介されることの少なかった作品も展示される。会場:東京都美術館(東京・上野公園)企画展示室会期:7月31日(火)~10月8日(月・祝)休室日:月曜日、9月18日(火)、25日(火)〈ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室〉開室時間:午前9時30分~午後5時30分(入室は閉室の30分前まで)観覧料:【前売券】一般1400円/大学生・専門学校生1100円/高校生600円/65歳以上800円主催:NHK、NHKプロモーション、東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)ほか