シンクレイヤ、ケーブルテレビテクノフェアに出展

 シンクレイヤは、「ケーブルテレビテクノフェア in Kansai 2025」に出展する。ブースでは、事業者が加入促進を図るうえで課題の一つとなっている、既設集合住宅への高速通信サービスの提供について、「光スプリッタモジュール」や「屋内用小型OLT」を用いた棟内光ネットワークソリューションを中心に、最新のFTTHソリューションを紹介する。
 「光スプリッタモジュール」は、1本の光ファイバーから複数の光ファイバーに光信号を分岐させる製品。高速光回線化をより簡単に・低コストで実現可能とする。会場では実機を展示し、設置作業現場での取り回しを第一に考えた機器デザイン設計を体感できる。
 「屋内用小型OLT」は棟内に張り巡らされた光ファイバーを棟内PONとしてネットワーク化する製品。集合住宅の戸数によりコストや工数の最適化が図れるよう、新たなソリューションに加え紹介する。
 また幹線のFTTH化においては、サブセンターの建設コストなど効率性の課題から対応が難しかった小規模エリアに対し、放送/通信ともに対応しポールマウントでも構築できる「分散サブセンター」を紹介する。これは屋外用EDFA、屋外用ブレードOLT、リチウムイオン型屋外用UPSから構成され、建設コストと工期の低減が図れるソリューション。
 その他、グッドデザイン賞を受賞した映像用光回線終端装置(V‐ONU)「SORC‐100シリーズ」や新しい試みとして提案し好評を得ている「AR」、またWi‐Fiセンシングを活用した見守りサービスなど、社会や地域住民のニーズに応える多様なソリューションを展示する。あわせて『地域に寄り添うARサービス活用事例紹介』と題したセミナーも開催する。
(写真:屋内用小型OLT)

この記事を書いた記者

アバター
村上潤一
テレビ・ラジオの番組および会見記事、デジタル家電(オーディオ、PC、カメラ等)、アマチュア無線を担当