【速報 会場レポート】三菱電機、「マイクロウエーブ展2024」へ出展
三菱電機は(本社: 東京都千代田区丸の内、代表執行役 執行役社長 漆間 啓)は、11月27日から11月29日までパシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)展示ホールDで開催したマイクロ波技術関連の学術、産業、教育に関する国内最大級のイベント「マイクロウエーブ展2024」へ出展した。
当社は三菱グループの大手総合電機メーカー。一般消費者向けの家電から重電、人工衛星まで幅広い製品を販売している。FA機器、昇降機(エレベーターなど)、タービン発電機、鉄道車両用電機品、パワー半導体、人工衛星など多くの産業用電気機器で日本国内トップシェアである。
今回は、三菱電機グループ全事業の幅広い製品群を情報通信技術で支える技術者集団である「情報技術総合研究所」(神奈川県鎌倉市大船)が開発した技術などを展示。電磁波・アンテナ技術では、「透明アンテナおよび透明電磁シールド技術」と「プラスチックリサイクルの効率化が可能なマイクロ波加熱の制御技術」などが紹介された。
「透明アンテナおよび透明電磁シールド技術」の透明アンテナとは、透明導電材料を用いてガラスや透明フィルム上にアンテナを形成する新技術。この技術を用いることで、デザイン性や景観を損なわず、自然な形で液晶ディスプレイや建物の窓ガラスにアンテナを設置することが可能となる。この技術は電磁シールドとしても利用できるため、電子レンジの扉に実装すれば庫内視認性を格段に向上させることができるなど、実装事例なども紹介された。
また「プラスチックリサイクルの効率化が可能なマイクロ波加熱の制御技術」は、プラスチックのケミカルリサイクルに使用されるマイクロ波加熱において、効率的に加熱処理する制御技術。マイクロ波を特定領域へ集中照射し、その領域内で均一に加熱する本技術により、加熱時間を約3分の1に短縮し、効率よく再生原料を取り出すことが可能になるという。この技術は、2030年を目途に量販化を目指している、と話した。
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
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