【自動運転EXPO】フォーラムエイト、「メタバニアF8VPS」など展示

 フォーラムエイトは、「自動運転EXPO」に出展した。出展テーマは「日本発!VRCGソフト~リアルタイム連携が高度なシミュレーションを実現~」。
 フォーラムエイトメタバース「メタバニアF8VPS」は、業界最先端の技術によって、顧客のオープンプラットフォーム化を強力に推進するソリューション。最小限のコストでクラウド上での開発・展開から、テレワーク、商品PR、広報まで、DX時代に必須のバーチャルプラットフォームシステムをメタバースとして構築する。これまでの動きでは、フォーラムエイト提供のメタバースプラットフォーム「F8VPS」を用いて、豊田スタジアムのSSSコースをドライバーが運転する車内視点で体験できるゾーンや、関係市町6自治体の観光地、名産を巡る自治体ゾーンを提供。今年はさらにバージョンアップし、メタバース技術を活用したラリー振興プログラムは他国では例がなく、世界初の企画となっている。
 WebプラットフォームシステムF8VPSは、3DVR空間をメタバースとしてクラウド展開できるアプリのフレームワーク。PC、タブレット、スマホなどのWebブラウザで、アバターによる現実と同様のリアルタイムコミュニケーションが可能なクラウドシステムを短期間で構築作成できる。
 F8VPS適用事例では、宇都宮デジタルシティ体験プロジェクト(宇都宮市、消防署・浄水場・焼却場など、社会科見学で訪れる主要な施設をウェブ上に構築)や、VR国総研(国土交通省国土技術政策総合研究所、同総研の旭庁舎の空間を再現)などが紹介された。
 ブースでは、メタバースで「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」の舞台、豊田スタジアムSSS(スーパースペシャルステージ)を走行体験できるコーナーを設けた。
 フォーラムエイトNFTサービス「まじもんF8NFTS」は、メタバースと連携可能で、ブロックチェーン技術を介してあらゆるファイル形式の認証に対応したNFTを生成し、契約書、領収書・証明書の発行にも対応した、安全なプラットフォームを提供する。事例では「FORUM8 Rally Japan メタバースNFTラリーカーコレクション」を紹介した。
 「F8―AI Manga me(マンガ・ミー)」は、思いのままにイラストを自動生成する。AI技術を活用したデザインツールを開発・提供する。MANGAコンテンツのプロフェッショナルな制作プロセスを支援する機能を製品化した。AI画像生成アルゴリズムにより、様々なMANGAスタイルのオブジェクト、キャラクター、背景の描画を生成する。
 具体的には、画像から漫画への変換や、テキストから漫画への変換が行える。ディープラーニングと拡張技術の組み合わせにより画像・テキストからMangaを自動作成する。多様なスタイルや表現に対応した線画、ハッチング、スクリーントーン、白黒/カラー化などを自動生成し、高品質な漫画風画像が生成できるAI搭載システム。線画、シェーディング、キャラクターデザイン、構成など、マンガの基本的な特徴を学習し、高度な画像生成アルゴリズムで、魅力的な漫画を作成する。同様のフレームワークを各種産業デザインへの応用を視野に展開する予定。ブースでは「マンガ・ミー」AI画像生成体験を実施した。
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 シミュレータ体験では、UC―win/Road Air Driving、視線計測連携システム、建機訓練シミュレータを設置した。ユニークなところでは「FORUM8 Ultimate Rally Racer Simulator 公道最速体感シミュレータ」がお目見え。これはカレン・ロバンペラ選手の走行をVRプロモーションシートで体験できたコーナー。同氏はフィンランドのラリードライバーで2022年と2023年の世界ラリー選手権 (WRC)チャンピオン。

1月29日付け4面に掲載