【ウェアアブルEXPO】FDK、SMD小型全固体電池など出展

 FDKは、「ウェアアブルEXPO」に出展し、『Smart Energy Partner』として、社会インフラ分野での導入が広がり始めているIoT関連機器を安心して効率的に活用してもらうための電池ソリューション・各種モジュールを紹介した。
 同社ブースでは、東芝の「SASP」技術を使用した世界最小「Bluetooth Low Energy」モジュール「HY0020」「HY0021」(新製品)や、小型で安全安心な次世代二次電池であるSMD小型全固体電池「SoLiCell」、薄型アプリケーションの電源に最適な、紙のように薄い薄形リチウム一次電池、メモリやRTC(コンピュータ・電子機器などが内蔵する時計やその機能が実装されているIC)のバックアップに適したコイン形リチウム二次電池(MLコイン形電池)などを展示した。
 「Bluetooth Low Energy」モジュールは、周囲に配線禁止エリアが無いため、基盤設計の自由度が高いのが特長。既存のモジュールに比べて実装基盤占有面積が半分以下。オールインワンタイプで①メインクロック用32MHz水晶振動子②低消費電力モード用32・768KHz水晶振動子③電源用受動部品―の3つを内蔵した製品では世界最小である。
 主な用途はウェアラブル、IoT、ヘルスケア、ビーコン、リモートコントロール、コンピュータ周辺機器。
 SMD小型全固体電池「SoLiCell」は、エネルギーハーベスト機器や通信ICとの整合性の高い世界最高水準の高電圧3Vを実現した全固体電池。特長は▽小型、表面実装対応▽高電圧(3V)出力▽高エネルギー密度▽広い使用温度範囲▽高い安全性、高い環境適合性、液漏れ無し(化学的に安定な酸化物使用、硫化物フリー)。ウェアラブルデバイスなど高温をはじめとする過酷な環境下で使用する通信デバイスとして適する。
 
1月29日付け5面に掲載