ビット・パークが震災対策展横浜に出展 Jアラート対応「ココBOXⅡ」

 ビット・パーク(https://bitpark.com/)は、Jアラートなど全国瞬時警報システムとの連携可能なリモート鍵収納箱の決定版(特許出願済)「ココBOXⅡ」を展示した。
 「ココBOXⅡ」は避難施設や防災施設の「鍵」を収納し、離れた場所からの操作で解錠・施錠が可能な鍵収納箱。あらゆるセンサーやインターフェース機能も同時に装備し、J―ALERTをはじめとする災害情報・防災情報システムとの連携(オプション)を可能とした。
 災害発生直後の避難所開設情報や近隣住民へのメール通知など、スムーズな避難所開設を支援する。〝令和時代の防災DX〟を実現する。 
 具体的には、避難所や防災庫の鍵を保管するボックスを、緊急時にパソコンやスマートフォンからリモート解錠できる。堅牢なボディと各種センサー連携など拡張性に優れた製品。複数の防災施設を一元管理する。地図と連動したわかりやすい画面で複数のココBOXを一元管理(待機、解錠、開扉状態確認)できる。一括解錠・個別解錠モードを搭載。解錠されたことを、事前登録した自治会関係者にもメール通知。地域連携を図る。間違って、解錠指示した場合、リモートで再度施錠することもできる。どこでも取り付け簡単。専用回線契約不要なので取付可能域が拡大している。必要なのはAC100Vのみ。工事も簡単となっている。地図連携の管理作業開始で避難所全体の状況を把握できる。地震感知でも自動解錠する(オプション)。電源・開扉状態を定期的に自動監視する。システム異常はスマホやメールに通知する。
 すでに複数の自治体で採用されており、近年の大きな地震の際でも威力を発揮した。引き合いも多く、今後も複数の自治体で採用が決まっているという。
 Jアラートとは、弾道ミサイル情報、緊急地震速報、大津波警報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を携帯電話等に配信される緊急速報メール、市町村防災行政無線等により、国から住民まで瞬時に伝達するシステムのこと。

写真は 「ココBOXⅡ」

2月19日付け5面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。