テクノホライゾンが震災対策技術展横浜に出展

 テクノホライゾンは、「第29回自然災害対策技術展『震災対策技術展』」に出展した。ブースのテーマは「コミュニケーションとオペレーションで防災DXを進化させる」。
 同社ブースでは、緊急対応時の情報共有オペレーションを強化するソリューションを、実機デモンストレーションを交え紹介した。分散した情報を平面型のタッチディスプレイ上に集約表示することで、状況俯瞰を可能にし、検討の質とスピードの向上に役立つ『緊急対策ソリューション」となっている。
 電子黒板型作戦テーブル「ELMO DXテーブル」は、テーブル状の大画面のタッチパネルを操作することで、地図情報や写真などの情報を一元管理。
災害など緊急時に効果を発揮する、実践型の作戦テーブル。
 災害対応に必要な複数の情報を、同時に表示・操作が可能だ。全体状況を俯瞰し、対策検討の質とスピードが向上する。アナログもデジタルも〝すべての情報〟をテーブル画面上に集約し整理・俯瞰する。正確に伝わらない、一斉に共有できない、同じ情報を見ていない―といった課題を解決する。コミュニケーションとオペレーションで防災DXを進化させるソリューションだ。
 特長は次の通り。
 ①様々な情報をカードのように表示=web・写真・動画・表計算ソフト等、様々なファイル形式の表示に対応。タッチパネル操作により、表示コンテンツはカード(紙)を扱うように自在に操作が可能②フリーハンドで書き込み=画面に表示したコンテンツの上に直接フリーハンドで書き込みができ、コピーや保存、印刷も可能。画面はマルチタッチ対応で、複数人で同時に操作できる③ノートPC・モバイル連携=接続したノートPC・タブレット・スマートフォンから、ELMO DXテーブルにデータを投げ込むことができる。またネットワークと接続することで遠隔地との情報共有も容易になる④サブディスプレイと接続可能=最大4台のサブディスプレイと接続することができる。サブディスプレイにカードを投げ込むことで、テーブルの周りにいない担当者にも情報共有ができる⑤画面の角度を調整できるチルト式=画面の角度と高さを調整可能。テーブルを囲んで協議したいときにはフラットに、多くの職員に情報を広く見せたいときには垂直に、といった使い分けが可能だ。
 このほか、リアルタイム情報共有システム「ELMO コラボレーション」(離れた拠点とリアルタイムに情報共有できるコミュニケーションシステム)、事案管理地図システム「ELMO コミュニケーションマップ」(地図を基盤に事案や対応リソースを管理、現場の状況が瞬時に把握できる)などを展示紹介した。
 「意思決定の『質』と『スピード』を向上させたいならELMOの緊急対策ソリューションが最適です。これまで多くの省庁、自治体、消防署、金融機関にて採用されています」(テクノホライゾン映像&ITプロフェッショナルワーク本部)。

2月19日付け5面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。