【速報 AI博覧会】矢崎総業、画像アノテーションを展示

 矢崎総業は「AI博覧会」に「矢崎の画像アノテーション」を展示した。アノテーション(Annotation)は「注釈」や「注解」を意味する英単語で、ITの分野ではテキストや音声、画像、動画などあらゆるデータの1つ1つに、タグやメタデータと呼ばれる情報をつけていく工程のことをアノテーションと呼ぶ。
 AIにデータを読み込ませる時に、アノテーションがついていないと意味がない。例えば、自動車の映像(データ)を読み込む時に、どれが自動車かを指定(タグ)しないとAIは覚えることができない。
 同社のアノテーションの特徴として、〝トレーニングを積んだ自社社員〟がある。一般的には、クラウドワーカーやアルバイトが自宅で作業している。それに対し、矢崎の場合は独自のトレーニングとセキュリティ教育を積んだ社員のみで、作業の共同スペースでフェイストゥフェイスでの作業を行う。
 また、製造業ならではの品質管理体制と取っており、納品データについては全量検査を実施しており、日本国内で最終チェックを行っている。
 価格はアセットを活用しリーズナブルな価格を実現している。また、案件により料金は異なってくるので、まずは相談して欲しいとのこと。
 約3年前から開発を行い、すでに多くの引き合いを受けているという。「多種多様な業界に対応できるので、是非ご相談ください」(担当者)。

この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。