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地方創生・国土強靭化セミナー開催、フォーラムエイト
フォーラムエイト(本社・東京都港区、伊藤裕二社長)は2025年1月29日(水)、熊本市中央区のホテル日航熊本で「第7回FORUM8地方創生・国土強靭化セミナー熊本」(後援・一般社団法人VR推進協議会)を開いた。伊藤社長が直近の事業活動について紹介したほか、特別講演として、国交省九州地方整備局企画部環境調整官の猪狩名人氏が「熊本におけるDX、地方創生、国土強靭化に関する取り組みと今後の展望」と題して講演した。
国土強靱化と地域振興への取り組みとの連携、各自治体におけるインフラ分野での取り組みへのデジタルを通じた貢献を目的に、2019年から全国中核都市で毎年定期的に開催。「国土強靱化とデジタル田園都市構想のDXによる推進」をテーマに、有識者による特別講演と併せて、設計・解析、3DVR、ICT活用各種システム等、デジタル田園都市構想実現を支援する同社最新の製品・ソリューションを紹介している。
今年は福岡市を皮切りに南は沖縄・那覇市から北は北海道・札幌市まで全国18カ所での開催を予定しており、熊本会場では建設系コンサルタントなど関係者約30人が参加した。
伊藤社長は、「以前は当社新製品セミナー等として地方都市で開催し、熊本では18回目、最低でも2年に1回ユーザーと直接接する機会を設けている。UC―1シリーズを1983年に発表して40年余り。元はスパコン上で動く解析ソフトで、バブル崩壊で売り上げが大きく落ち込んだ時期があり、阪神淡路と東日本の大きな震災でソフトウェアを出荷停止することもあったが、国土強靭化、地方創生といった国の政策等のおかげで業務拡大している。交通と運転をテーマにしたVRソフトも2000年に出した。これも自動車産業等で活用いただいている。近年はクラウド、メタバース、AIを活用したシステムも建設等いろいろな企業で利用いただいている」などと報告した。
昨年の取り組みとして、イタリア・ローマと中国・蘇州での拠点設立やweb3によるNFTプラットフォームシステム「F8NFTS」の提供、web4・0でのソフトウェアサービス展開、AI技術を活用したデザインツール「F8―AI Manga me」のリリース、「ドローンスクール大阪なんば」からのスクール事業譲受、次世代に向けたレジリエンス社会構築に取り組む先進事例を評価するジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会主催)での授賞状況などを報告した。
また熊本県内でのDX化推進に向けたユーザー事例として、第10回ナショナルレジリエンスアワードグランプリを獲得した玉名市でのPLATEAU3D都市モデルを活用した災害可視化事例や、人流データを活用したメタバース事例、国交省九州地方整備局九州技術事務所による遠隔操縦操作訓練用シミュレータ等を紹介。このほか開発中の製品情報や開発目標として、AIを実装した完全クラウド対応の土木建築2次元CAD「F8―AI Clpud CAD」の開発や、津波・浸水シミュレーションを拡張した「Allplan(BIM/CIMモデルデータ作成)」等を紹介した。
加えて、4月13日から開幕予定の大阪・関西万博に催事パートナーとして協賛し、5月20日には防災をテーマとしたテーマウィークのカンファレンスに参加するほか、5月1日から6月1日まで1ヵ月間にわたり、未来社会ショーケース事業「未来の月と宇宙のバーチャル体験」を出展することを報告していた。
(全文は2月7日付紙面に掲載)
この記事を書いた記者
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