古野電気、日本最大級のデジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2024」に出展
古野電気株式会社は、2024年10月15日(火)~18日(金)の期間中に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されるデジタルイノベーションの総合展示会「CEATEC 2024(シーテック2024)」に出展します。
「持続可能な社会に向けた海からのアプローチ」をテーマに特別企画 海洋DXパビリオンに初出展し、「海のDX」の取り組みを紹介します。また、陸上分野では「建設DX」の一環として、General Exhibitsにおいて、壁に貼るだけで電波の伝送効率が向上する「電波透過シート」のコンセプトモデルを展示します。
1.フルノ版「海のDX」の取り組みを紹介
当社の舶用機器は世界中のさまざまな船舶で活躍しており、国境を超えてお客様と私たちをつなぐ接点となっています。そこで舶用主要3市場である商船、漁業、レジャーを「海運DX」、「水産DX」、「ボート遊びDX」と再定義し、短中期の取り組みを紹介。また中長期視点の取り組みでは、「社会課題DX」として海・水をテーマにした新たなデータビジネス機会の検討を進めており、共創パートナーの皆様とともに実現したいことを掲げています。
2.電波透過シートのコンセプトモデルを展示
「建設DX」の一環として壁に貼るだけで電波の伝送効率が向上する「電波透過シート」のコンセプトモデルを展示します。周期構造の共振素子を用いた磁界共振条件とすることで、壁材(誘電体)を介した伝送効率の向上を実現します。
・独自技術について
磁界共振は対向して離れた2つの共振素子間を磁界のみでエネルギー伝送する技術です。共振現象によって伝送効率を高めることができ、また共振素子をアレイ化することで、より多くの電波を効率よく伝送させることが可能です。スプリットリング共振器を石膏ボードに設置した場合、2.4 GHz帯において伝送効率は28%向上し、伝送距離は13%向上することを電磁界シミュレーションにより確認しました。
無線LANや5G・6G、LPWAなど、様々な通信技術・方式はIoTやDXを導入する際には欠かせないインフラとなっており、電波利用の需要が一層高まっています。
一方、広域なネットワーク環境を構築するには、無線機を多数配置する必要があり、コスト増やチャネルの枯渇・干渉といった問題がありました。
特に建設現場のような環境では、無線機用の電源が自由に取れないという制約もあり、DX推進の障害ともなっています。
「電波透過シート」(コンセプトモデル)は無電源で使用することができ、制約の多い環境下でも利用が可能です。
【展示会概要】
名称:CEATEC 2024(シーテック2024)(Combined Exhibition of Advanced Technologies)
会期:2024年10月15日(火)~10月18日(金)10:00-17:00
※10月15日(火)のみ12:00から
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
出展エリア:海洋DXパビリオン/小間番号2H098、General Exhibits/小間番号8H432
公式サイト:https://www.ceatec.com
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。
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