i-PROのコーナーカメラが2024年度のグッドデザイン賞を受賞

i-PRO 株式会社(アイプロ、本社:東京都港区、代表取締役社長 尾崎祥平、以下 iPRO)は、当社の防犯用ネットワークカメラの海外モデル「コーナーカメラ」が、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)が主催するグッドデザイン賞 2024 を受賞しました。

i-PRO は、長年安心安全を見守るネットワークカメラを開発してきており、2019 年にパナソニックから事業分離し設立されて以降に当社で開発された製品としては初のグッドデザイン受賞となります。本コーナーカメラの開発にあたっては、北米刑務所での現地調査を実施し、刑務官は受刑者の見守り業務以外に、受刑者による独房内の様々な機器の破壊、汚濁行為、さらには自傷行為対応などによる負荷が高く、メンテナンス対応にも膨大な時間がかかっているという課題が抽出されました。これらの課題解決に向け、刑務所各所、独房の構造、受刑者の見守りの状況の分析、機器管理、施工方法の分析を行い、刑務所に適したセキュリティカメラの構造、デザインの検討を重ねました。このコーナーカメラは、刑務所内での使用において、独房やエレベーター等の天井コーナーに設置することで室内全体を映し出し、受刑者の見守りの効率と受刑者の安全に配慮した設計となっています。頑丈な金属製ボディは、破損を防ぐ他、部品交換や清掃がしやすい構造で、刑務官や管理者の負担を軽減します。

受賞に際し、審査員から以下のようなコメントがあり、高く評価されました。「北米の刑務所用のカメラ開発要望を受け開発着手したというネットワークカメラ。 堅牢性が高いことはステンレス筐体の肉厚や構造から容易に理解できる。死角を減らすため天井コーナーに設置することは理に叶っており、三角形の三次曲面部、その面上の分割ラインや丸く切り取られた円もそれぞれ美しい。設置工事も容易でメンテナンス性も高く、清掃や部品交換もしやすい構造で、タフな使用環境から生まれた汎用性の高いプロダクトと言える。今後、様々な場での使用に耐えうるユニバーサルなデザインに仕上がっている。」