アンリツ、Y.I.C. Technologies社と提携し、EMC測定ソリューションを確立
アンリツは、Y.I.C.Technologies社と提携し、電子回路基板などの電磁ノイズ(EMC)対策を支援するツールを開発したことを発表した。本ツールは、小型でクラス最高レベルの測定速度を持つアンリツのフィールドマスタTM(持ち運び可能なスペクトラムアナライザ)と、電子回路基板のノイズ信号発生場所を高速でスキャンするY.I.C.社の EMScanner/EMViewerとの組み合わせにより実現したソリューションです。
電子機器を設計するエンジニアは、高速データ回路やRF部品によるEMCやEMI(電磁干渉)の課題に直面しています。設計した回路のEMC/EMIを早期に把握することで、効率的な回路設計が可能です。Y.I.C.社のEMScannerとEMViewerソフトウェアは、アンリツのフィールドマスタTMMS2080Aと連動して、放射信号の3Dヒートマップを提供します。これにより、認定試験前に問題箇所を把握し修正することができるので、認定試験所に製品を提出する前に、回路レイアウトやシールド材などを最適化し、初回で試験に合格する可能性を高め、再提出を最小限に抑えることができます。
アンリツのスペクトラムアナライザプロダクトマネージャであるアンガス・ロビンソン(Angus Robinson)は、「EMC試験は、試験業界においてますます重要な位置を占めています。アンリツは、Y.I.C.社と提携し、Y.I.C.社の革新的なソリューションの市場投入を支援できることを誇りに思います。」と述べています。
EMC試験は、特に航空宇宙・防衛および医療用電子機器市場において、製品開発の重要性が増しています。アンリツは、Y.I.C.社との提携で、今後も航空宇宙・防衛および医療用電子機器市場などにEMC試験の効果的なソリューションを提供してまいります、と話した。
※本ソリューションは、2024年11月27日からパシフィコ横浜で実施されるMWE2024展に出品いたします。
・会期 :2024年11月27日~11月29日 10時~17時30分(最終日のみ17時まで)
・会場 :パシフィコ横浜 展示ホールD
・小間番号:C-20
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。