クアルトリクス、「2025年従業員エクスペリエンストレンドレポート」を発表
クアルトリクスは、従業員エクスペリエンスに関する世界最大級の年次調査「2025年従業員エクスペリエンストレンドレポート」を発表し、2025年に向けて従業員の体験をより良いものにするために、企業やリーダーのアクションのヒントになる重要なインサイトを明らかにしました。
本調査では、日本からの2,077人を含む22か国・地域約35,000人の回答をもとに、混沌とした職場で従業員が顧客ニーズにしっかり応えられる環境の重要性、若い従業員が前向きな姿勢を示しつつも継続勤務意向は弱い傾向、経営陣・リーダーに対する従業員の信頼感を改めて高める必要性、企業イメージに影響を与える採用時・退職時の体験の改善余地、会社・組織としてAIの導入・活用を十分に推進すべきであることなどについて解説しています。
2025年、効果的な顧客対応を実現できる環境がエンゲージメントを向上させる
コロナ禍以降、多くの企業が今日の職場に対応した働き方、業務プロセスを採り入れてきた結果、会社の要求と従業員のニーズとの間にギャップが生じてきています。従業員は、自社のカルチャーや働き方が、顧客ニーズに対応できるものであり、社内で継続的に業務改善を行っている状況においてエンゲージメントが高まる傾向があります。しかし今回の調査結果では、企業がこのような従業員の期待に応えられていない実態が浮き彫りになっています。
従業員に対して、生産性向上へのプレッシャーを強めることは逆効果になり、エンゲージメントやウェルビーイングなどの重要な指標の低下につながりかねません。
クアルトリクス 顧問・XMエバンジェリスト 市川幹人氏は次のように説明します。「ここ数年、日本だけでなく世界中の従業員は職場における様々な変化に適応してきました。多くの人が疲弊しつつあるのは当然のことです。最高の従業員エクスペリエンスは、仕事の仕方や意義を通して得られるものであり、具体的にはその企業が大事にするパーパスやバリューの浸透、顧客志向の強化、キャリア開発の推進などに関する取り組みが、従業員エンゲージメントに影響を与えることが再確認されました」
※従業員エンゲージメントのキードライバー(推進要因)トップ5 (日本・肯定的回答率%)
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。