【株式会社ミライト・ワン】「水道スマートメーター遠隔監視システム」をクラウド化、水道事業体向けに提供開始

ミライト・ワンは、設備の老朽化、コストの増大、災害対策などの課題を抱える工業用水事業における運用維持管理の効率化を実現する「水道スマートメーター遠隔監視システム」をクラウド化し、水道事業体向けに提供開始しましたと発表した。

本システムの特徴は、次の3点です。
①流量管理業務(検針、ブロック流量監視)の効率化
遠隔からいつでも検針可能となるため検針業務にかかる人手や時間を減らすことができ、ペーパーレス化を促進することでスマートな検針業務を実現します。また、管路網上のポイントにある流量計と接続してブロックごとの流量を監視することが可能です。
②トラブル、災害対応の迅速化
停電や断水等の緊急時には、いち早く地域の特定や状態の把握ができるため、トラブル発生時や災害時において、初期対応の迅速化や復旧状況の確認が可能です。
③各社の流量計に接続可能(ベンダーフリー)
本システムの計器盤は、あらゆるデータ通信方式に対応しており、各社の流量計に接続可能(ベンダーフリー)です。そのため、計量法により8年ごとに交換が定められている水道メーターの更改時には、特定ベンダー製品にとらわれることなく、交換コストの最適化が図れます。

このような特徴を持つ本システムをクラウド化することで、初期の導入コストを抑えて利用できるため導入が進めやすくなります。今後も水道事業体の様々なニーズに応じて、水圧や水質などのセンサーデータの遠隔監視機能、水道料金調停システムへの連携機能も対応予定です。また拡張性に優れているため、今後広域化やウォーターPPPなどの官民連携を検討されている水道事業体においても、システムの拡張、統合など柔軟に対応できます。
また、ミライト・ワンは政令指定都市等において流量計※1および計器盤※2を多数更改するなどの豊富なエンジニアリング実績があり、システムから施工までトータルソリューションを提供します。

これらの取り組みにより、ミライト・ワンは、施設の老朽化の進行や従事者人口の減少、負担能力の低下といった社会課題に直面している水道事業において、長期運用、品質の維持、管理の効率化に貢献し、持続可能な社会の実現に向けた重要な役割を果たしていきます、と話した。