
アンリツ、Wellell社が医療IoTの安定した通信品質確保に向け「アンリツの試験ソリューション」を採用
アンリツは、医療業界のグローバルブランドであるWellell Inc.(以下Wellell社)が、医療機器に搭載したIoT通信機能を評価するため、アンリツの無線通信試験ソリューションを採用したことをお知らせします。通信計測市場をリードするアンリツとWellell社の協業により、医療IoT(IoMT)の無線通信品質と安定性が確保され、スマート医療機器のさらなる進化を推進します。
医療のデジタル化が進む中、医療機器はインターネットへ接続されるようになってきました。Wellell社の持続陽圧呼吸療法(CPAP)装置「iXシリーズ」や、体圧分散マットレス「Optima/Procareシリーズ」は、グローバル基準に準拠した接続品質を提供するために最先端のIoT無線通信技術を搭載しています。これらの製品の無線通信品質と安定性を確保するため、アンリツのラジオコミュニケーションアナライザMT8821Cやワイヤレスコネクティビティテストセット(無線LAN用測定器)MT8862Aが活用されています。Wellell社は、本シリーズ製品の包括的なIoT機能試験により、すべての製品が最高の品質基準に適合することを保証し、患者や医療従事者により安全で信頼性の高い医療ソリューションを提供しています。
アンリツのMT8821Cは、3GPP RF試験規格に準拠し、LTE/LTE-Advanced、その他のセルラー技術のRF送受信試験をサポートしています。これらの試験規格に準拠した測定パラメータが用意されており、簡単な操作で測定し、試験規格の条件で自動的にPASS/FAIL判定を行います。また、MT8862Aは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be(2.4 GHz、5 GHz、6 GHz帯)に対応するデバイスのRF送受信特性を評価する機能を持ち、最大320MHzの帯域幅と、IEEE 802.11be 2×2 MIMOをサポートしています。
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。