
池上通信機、医療用8K解像度カメラ遠隔手術指導を行う臨床試験で使用
写真は「腹腔鏡と接続した超小型医療用8K解像度カメラMKC-820NP」
※写真提供:一般財団法人NHK財団
池上通信機株式会社(以下、当社)と一般財団法人NHK財団(以下、NHK財団)とで共同開発した医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」が、2025年2月13日に実施された「8K腹腔鏡映像をローカル5Gを含む回線で伝送し遠隔手術指導を行う臨床試験」で使用されました。
国立研究開発法人国立がん研究センターの中央病院とNHK財団では、日本発の8Kスーパーハイビジョン技術(以下、8K技術)を用いた腹腔鏡手術システムで手術映像をリアルタイムに送受信し、遠隔で手術支援(指導)を行うことが臨床で有用かを確認するため、2024年5月7,8日に有線回線を用いて大腸がん患者さんを対象とした臨床試験を世界に先駆けて実施しました。今回の臨床試験では、将来の医療施設の通信インフラとして利用が検討されている「ローカル5Gシステム」を手術施設側および遠隔手術指導側それぞれに新たに導入し、本システムでの手術指導の安全性、有用性と、広帯域伝送を必要とする8K映像伝送での「ローカル5Gシステム」の可用性が評価されました。
この臨床試験の中で使用された医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」は、当社のメディカル事業での映像技術とノウハウに加え、放送事業で培った8K技術を基盤とした映像技術、さらにNHK財団のこれまでの8K腹腔鏡カメラ開発および臨床試験の経験と知見の粋を結集させたカメラです。今回使用された「MKC-820NP」は、第1世代機に改良を加えた第2世代機となり、第1世代機と比較して、1/7以下の容積、1/3以下の質量を実現し、市販のスコープホルダーでの利用が可能となりました。
本臨床試験で有用性が示された場合には、質の高い遠隔手術支援が実現し、わが国の課題である外科医や高度医療技術の偏在並びに不足の解消に寄与することが期待されます。当社におきましても、臨床試験で得た成果も踏まえて、手術現場での操作性をより向上させるなど、医療用8Kカメラシステムの機能開発を進めていきます。
*今回の臨床試験の詳細は、一般財団法人NHK財団のホームページをご参照ください。
https://www.nhk-fdn.or.jp/es/news/archive/20250213.pdf
この記事を書いた記者
-
営業部所属
主にプレスリリースを担当。
新しいもの好き。
千葉ロッテマリーンズの応援に熱を注ぐ。