
池上通信機、千葉市消防局からヘリコプターテレビ電送システム 地上受信局設備を受注
池上通信機株式会社(以下、当社)は、千葉市消防局よりヘリコプターテレビ電送システムの地上受信局設備を受注しました。納入は2025年3月を予定しています。
千葉市消防局は、消防防災ヘリコプター「おおとり1号」と「おおとり2号」の2機を保有されており、迅速な行動が求められる森林火災や水難事故、緊急医療搬送などの消火・救助活動に活用されています。この消防防災ヘリコプターにはヘリコプターテレビ電送システムが搭載されており、ヘリコプター搭載カメラで撮影した映像を地上に送信するための機上設備と、その映像を地上で受信し消防本部へ伝送する受信基地局設備で構成されています。地震や台風などの自然災害発生時には、ヘリコプターテレビ電送システムを利用して空撮映像を消防本部へリアルタイムで伝送し、災害現場の最前線の活動において、支援体制を早期に確立するために欠かせないシステムとなっています。1998年に「おおとり2号」がヘリコプターテレビ電送システムを導入して以降、当社は、「おおとり2号」と「おおとり1号」の機上装置および受信局設備を納入しています。約30年にわたりご使用いただき、製品の安定運用と充実したサポート体制を通じて、地域社会の安全に大きく貢献してきました。
当社は、「おおとり2号」の機体更新に伴い、機上設備を先行して受注していましたが(2025年3月納入予定)、システムのアナログからデジタル・アナログ併用仕様への変更により、地上受信局設備の更新が必要となり、受注済みの機上設備に引き続き、地上受信局設備を受注しました。今回受注した地上受信局設備では、デジタル・アナログ両対応の0.6mφパラボラアンテナを搭載し、遠距離受信に適している自動追尾受信装置のほか、新たに直上受信装置とダイバー受信機が採用されました。自動追尾受信装置の真上付近をヘリコプターが飛行している場合、直上受信装置を設置することでより安定した受信が可能となります。さらには、ダイバー受信機により、自動追尾受信装置と直上受信装置の2つの電波を合成することで、途切れのない映像伝送が実現可能です。飛行ルートや運航速度の制限なく、より安定した映像伝送が可能となるほか、ダイバー受信機を使用することにより受信局側でアンテナを切り替えるといった運用の負担となる作業も発生しないため、省力化が期待されています。
この記事を書いた記者
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主にプレスリリースを担当。
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