Preferred Networks エクステンションラウンドで総額50億円の資金調達を実施一連の資金調達により累積調達額240億円に

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2025年4月30日

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　株式会社Preferred Networks（以下、PFN）は、昨年末に実施した資金調達ラウンドのエクステンションとして、第三者割当増資および金融機関からの融資により、総額50億円の資金調達を実施しました。これにより、2025年4月末までの本ラウンドでの累計調達額は240億円となりました。

　PFNは、AIソリューションから、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体まで手がける垂直統合の強みを活かし、競争力の高いAI技術の開発・提供に向けて投資していきます。今回の資金調達ラウンドにおける詳細な資金使途については、2024年12月23日付のニュースリリース「総額190億円の資金調達を実施」をご参照ください。

　●第三者割当増資引受先（五十音順）
　株式会社講談社
　積水ハウス投資事業有限責任組合
　TBSイノベーション・パートナーズ3号投資事業組合
　東映アニメーション株式会社
　三井住友信託銀行株式会社
　三菱UFJ信託銀行株式会社　他

　融資
　株式会社みずほ銀行
　なお、三井住友信託銀行からは、社会課題解決に向けた取り組みを支援する「インパクトエクイティ投資*」として出資を受けました。

　*金銭的なリターンと並行して、ポジティブな社会的・環境的インパクトを生み出す投資。生産性向上・新技術開発等に資する生成AIの社会実装および消費電力抑制への貢献について期待を受けたもの。

今回出資いただく各社よりコメントをいただきました。

　株式会社講談社　代表取締役社長　野間省伸様

　講談社は創業以来、「おもしろくて、ためになる」という理念のもと、多様なコンテンツを世に送り出してきました。現在はグローバル展開と並行して、コンテンツ製作の現場におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）を進めています。このたび、日本を代表する最先端テクノロジー企業である株式会社Preferred Networksと資本業務提携のかたちでご一緒できることを、大変心強く感じています。Preferred Networksの優れた技術と、当社の編集力や発想を融合することで、コンテンツの新たな可能性を拡げ、物語の感動を世界中の方々に届けてまいります。

　株式会社 TBSホールディングス　執行役員　奥田晋様

　AI技術の目覚ましい進化は、エンターテイメントの未来を大きく変える可能性を持つと確信しています。この度、AI分野における日本のリーディングカンパニーであるPreferred Networksへ、TBSイノベーション・パートナーズを通じて出資させていただきました。Preferred Networksの持つ世界トップレベルのAI技術と、当社グループが長年培ってきたコンテンツ創造力を掛け合わせることで、これまでにない革新的な映像表現の創出や制作プロセス効率化の実現を目指してまいります。

　東映アニメーション株式会社　常務取締役　山田喜一郎様

　Preferred Networksが持つAIの技術力・開発力・組織力は、今後の日本において極めて重要な役割を果たすものと確信しています。そこに弊社が長年培ってきたアニメ製作に関する知見を掛け合わせることで、より大きな相乗効果が生まれると考えております。私たちは、Preferred Networksと共に持続的な成長を目指し、日本のアニメ業界の発展に貢献してまいります。

　三井住友信託銀行株式会社　常務執行役員　坂上雄彦様

　「面白いことをやらないなら生きている意味がない」。日本発の世界最先端AI企業として、技術力と実行力で社会課題の解決に本気で取り組んでいるPreferred Networks。西川CEOをはじめとする経営陣・技術者の「前例がないなら、それを作ってしまえばいい」という精神、そして「現実世界を計算可能にする」という明確なビジョンに強く共感しています。Preferred Networksの挑戦が、日本の技術力を世界に示し、未来を切り拓く原動力になると信じています。世界を変えるイノベーションの実現を心から応援しています！

　三菱UFJ信託銀行株式会社　取締役常務執行役員　大塚浩一様

　社会が直面する複雑な課題に真正面から挑むPreferred Networksの実行力に、私たちは非常に期待しています。まだ誰も取り組んでいない未踏領域に、果敢に取り組んでいく、「前例」や「常識」にとらわれない彼等の視点・想いが、次の社会の基盤になる、そう信じています。生成AIを用いたソリューションの提供から、その基盤となるAI半導体の開発まで行えるといった、日本のAI技術の発展の中核を担う企業である同社。未知なる領域のチャレンジの一歩を、支援してまいります。

この記事を書いた記者

成澤誠: 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。

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