日立と KDDI、 大阪・関西万博「Society 5.0 と未来の都市」の共同展示内容を発表

株式会社日立製作所(以下、日立)と KDDI 株式会社(以下、KDDI)は 2024 年 8 月 28 日、2025 年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」(以下、「未来の都市」)における共同展示である「Society 5.0 と未来の都市」の展示内容について発表しました(以下、本展示)。「未来は自分たちで変えられる」をコンセプトとした本展示では、未来の課題に対する解決策を来場者が自ら選択することを通して、未来の都市がどのように変わるのかをシミュレーションにより体験できます。日立と KDDI は、都市を支える社会インフラやプラットフォームの提供企業として培ってきた両社のノウハウやテクノロジーを組み合わせることで、人々が生き生きと暮らす人間中心の社会である Society 5.0 の実現に向けて来場者と一緒になって考えていきます。

■「Society 5.0 と未来の都市」の概要
展示は、「シアターゾーン」と「アクションゾーン」で構成されます。
(1) シアターゾーンについて
• 施設概要:来場者120 人が一度に入場できるシアター形式の施設で、スマートデバイスを活用して未来の都市を創るインタラクティブな体験ができます。サイバー空間と物理的(フィジカル)空間を高度な ITシステムで連携し、現状分析や将来予測を行うことで社会課題解決を行う「サイバーフィジカルシステム」を体現したものとなります。シアターゾーンと同様の体験ができる環境をメタバース上に構築予定で、大阪・関西万博の会場外からも体験できるようになります。
• ストーリー:シアターゾーンは、来場者が「2035 年の未来をのぞき、課題解決に参加できるサイバー空間」という設定です。来場者は、2035 年の未来に住む子どもから、身近なテーマについての SOS を受け取ります。ナビゲーターとともに未来の課題や選択肢について楽しく理解を深めながら、120 人全員で考え、解決策を選択します。来場者は、サイバー空間でのシミュレーションを通して解決策を選択することで、未来に住む子どもを導き、未来の都市がどのように変わるのかを体験できます。

120 人が一度に入場できるシアターゾーン(イメージ)

SOS を出す 2035 年の未来に住む子ども(イメージ)



(2) アクションゾーンについて
• 子どもが体を動かしながら楽しく参加できるゲームコンテンツです。一人ひとりの行動が都市の課題を解決に導き、未来の都市を変えられることを体験できます。詳細は今後発表します。

アクションゾーン(イメージ)



■バーチャル未来の都市について
KDDI は大阪・関西万博会期中にバーチャルプラットフォーム上に未来の都市(以下、バーチャル未来の都市)を構築し、パビリオンと違った体験を提供します。このバーチャル未来の都市は、KDDI だけでなく、未来の都市の他の協賛者と共に構築していきます。バーチャル未来の都市への来場者はアバターとして街を散策し、協賛者の未来のテクノロジーに触れたり、街の住人と会話したりすることで、自分たちの生きたい未来を考えることができる体験を提供予定です。

(参考)
■「未来の都市」に関連する展示会のお知らせ
(1)Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN での紹介について
日立が 2024 年 9 月 4 日(水)~5 日(木)に開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」において、展示概要をご覧いただけます。
9 月 5 日(木) 16:00~17:00 に実施する大阪・関西万博スペシャルセッション「SS02-02:大阪・関西万博大規模パビリオン「未来の都市」の魅力に迫る!」の中でも紹介する予定です。
その他、「未来の都市」模型展示など関連プログラムの詳細は、オフィシャルサイト(https://www.service.event.hitachi/regist/)をご覧ください。
(2)KDDI SUMMIT 2024 での紹介について、KDDI が 2024 年 9 月 3 日(火)~4 日(水)に開催する「KDDI SUMMIT 2024」において、9 月 3 日(火) 16:40~17:40 のセッション「新しいビジネスにつながる発想力をもった未来人財のつくり方~大阪・関西万博で描く未来社会~」の中で紹介する予定です。
詳しくは、オフィシャルサイト(https://www.kddi.com/summit2024/)をご覧ください