高速インターネットを簡単導入 集合住宅やホテル向け小型CMTSを販売開始
放送・通信に携わる事業者のソリューションプロバイダ シンクレイヤ株式会社(東証スタンダード:1724、代表取締役社長:山口 正裕、本社:名古屋市)(以下、当社)は、建物内のテレビ用同軸ケーブル配線をインターネット用の通信回線として活用する通信機器、屋内用小型CMTS『EC1000』を2024年8月より販売開始いたしました。価格はオープンプライスとなります。今やインターネットは生活に欠かせないものとなり、安定した高速通信環境の有無が住居を選ぶ際の要素のひとつになっています。しかし、既設の集合住宅やホテルなどでは新たに高速インターネット回線を敷設することが難しく、建物のオーナーには大きな悩みです。
また、ISP(インターネットサービスプロバイダ)においても、建物内にインターネット設備を持たない集合住宅などへのサービス提供には、建物の設備による制約もあり導入が難航するケースも少なくありません。
『EC1000』は、ケーブルテレビインターネットで長年培われた技術を棟内用にダウンサイジングした製品で、建物内の既設テレビ共聴設備を使用して高速通信を行います。
『EC1000』の導入により、建物のオーナーには物件の付加価値の向上が図れ、入居率の改善につながるとともに、ISPにおいてはより質が高く安定したインターネットサービスを提供できるようになるため、集合住宅やホテルなども顧客層として取り込めるようになります。
■低コストで簡単に充実したネットワーク環境を実現
小型CMTS『EC1000』(親機)を建物内の既設テレビ共聴設備に接続するだけで、建物内の全てのテレビ端子がインターネット対応に早変わり。あとは、インターネットに加入した住民宅内のテレビ端子にケーブルモデム(子機)を接続するだけ。
ISPが提供する上位光通信回線設備に『EC1000』を接続すれば、テレビ用同軸ケーブル配線を経由してインターネットにアクセスできます。工事の手間や期間が大幅に削減できますので、他の方式と比較して手軽にご導入いただけます。
■当社史上最小※の屋内用小型CMTS(Cable Modem Termination System)
従来の取扱い製品よりも約40%小型・軽量化いたしました。 ※当社従来品との比較
大幅な小型化により、従来サイズの通信設備では設置に十分なスペースの確保が難しかった集合住宅やホテルでも設置が可能です。
■導入コスト・通信性能比較
屋内用小型『EC1000』を使用した棟内ケーブルモデムシステムは、既設のテレビ用同軸ケーブル配線を使用するため新たに棟内に新規配線工事をする必要がなく、工期とコストを抑えることができます。また安定した高速通信環境も構築可能です。
シンクレイヤは、創業60年を越える歴史の中で培ってきた確かな放送・通信技術力を通じて、安全・安心で持続的な街づくりに貢献してまいります。
技術詳細は、以下当社ウェブサイトリンク先のタブ右側「FTTH集合住宅対応システム」をご覧ください。
https://www.synclayer.co.jp/solution/network/
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。