アイリスオーヤマ DIY SHOWに出展

一般社団法人 日本DIY・ホームセンター協会(日本DIY・HC協会、東京都千代田区、稲葉敏幸会長)は、国内外のDIY・ホームセンター関連企業が一堂に会した国内最大級の住生活関連イベント「第60回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2024」を、8月29日(木)から31日(土)に千葉県・幕張メッセ 国際展示場(千葉市美浜区)にて開催した。
同イベントは、住まいと暮らしに関係する小売業・卸売業・製造業が一堂に集まり、関連商品やサービスの展示・紹介を通じて、活発な商談や交流等が行われるトレードショウと一般消費者へのDIY(Do It Yourself)の普及・啓発を行うパブリックショウが一体となったホームセンター業界最大の総合展示会。節目の「第60回」を迎えた今年のショウでは、これまでより規模を拡大し、盛大に、そして国際色豊かに、出展社に満足してもらえたショウを開催した。

 

アイリスオーヤマ(宮城県仙台市、大山晃弘代表取締役社長)は、「第60回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2024」に出展し『電気代・人手不足を解決する店舗作りのアイデア』をコンセプトに新商品やサービスの展示を行った。店舗の電気代削減を解決する「空調コントロールシステム」や「無線照明制御システム」の展示、人手不足を解決する「業務用清掃ロボット」などの展示を行い店舗の課題の解決に貢献するところを提案した。
アイリスオーヤマは、清掃業務における作業者の負担軽減や人手不足に対応するため、同社で初めて自社の大連工場(中国遼寧省)で製造したDX清掃ロボット「BROIT」(ブロイト)を発売。展示会に展示した。
国内における業務用清掃ロボット市場は、他市場と比較すると特に高齢化や多様化が著しく、作業者の負担を軽減する手段の一つとして当該製品の導入ニーズが急速に拡大を続けている。今後も、ロボットを用いた清掃業務の自動化や省人化へのニーズが一層高まることから、継続的な成長が見込まれている。
同社は、こうした市場背景を踏まえ、2020年にロボティクス市場に参入し、翌年にはソフトバンクロボティクスグループとの合弁会社「アイリスロボティクス株式会社」を設立することで当該事業を強化している。これまでアイリスオーヤマがサービスロボットを導入した企業数は約5000社に上り、国内法人向けサービスロボットの主要事業者に成長している。さらに、昨年7月には、ロボット開発を手掛ける東京大学発スタートアップ企業「スマイルロボティクス株式会社」の全株式を取得し、ロボットメーカー構想への基盤を構築している。

写真は「ブロイト」㊨

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。