ビット・パーク、災害発生時の避難所開設をサポート

ビット・パーク(東京都目黒区、野口修代表取締役)は、危機管理産業展2024に出展し、災害発生時の避難所開設をサポートする「ココBOXⅡ」などを展示紹介した。今回、全国瞬時警報システム「Jアラート」連携に対応した。〝最強の防災DXコンビ〟のデモンストレーションを行った。
 特長は、発災時には離れた場所から遠隔操作で「鍵」を入れた「ココBOXⅡ」を解錠する。避難所や防災庫の鍵を保管して、緊急時にはパソコンやスマートフォンからリモート解錠できるボックスとなっている。
 ココBOXⅡは通信機能を実装しているのでWi―FiやLANの工事は必要ない。パソコン、スマホからリモートコントロールできる。地図上に表示された管理画面から解錠・施錠・開扉などの状態が一目でわかる。停電時でもバックアップバッテリーにより動作する。ココBOXⅡが解錠されたことを近隣の住民にメールで知らせることが可能。
 災害発生時には避難所の確実な早期開設が求められている。今年の1月に発生した能登半島地震ではココBOXは震度検知センサー(オプション)で自動開錠、またリモート操作により避難所の早期開設を支援した実績がある。今回展示したココBOXⅡは動作状況がひと目でわかる管理画面と避難所開設を知らせるメール通知機能や避難所チェックリスト、予備バッテリー監視など充実した防災DX機能を実装している。大規模災害発生時でもココBOXⅡは関係者に負担を掛けずスムーズな避難所の開設と運用に大きく貢献する。

写真は 「ココBOXⅡ」

掲載は10月30日付け5面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。