全自無連が解散、64年間の活動に幕
一般社団法人全国自動車無線連合会(全自無連、髙野公秀会長)は10月23日(水)午後、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京2階ダイヤモンドにおいて、タクシー無線の普及促進、無線通信の秩序確立と公共交通としてのタクシーの利便向上を図る目的から、1953年(昭和35年)12月8日に設立した「一般社団法人全国自動車無線連合会」の解散臨時総会を開催し、創立以来64年間にわたる全自無連の組織を清算して解散した。
この臨時総会では、冒頭、髙野会長が「タクシー無線業界は、真に変化に次ぐ変化、電話から無線、無線からアプリ、アプリから更にどのようになっていくか激動の道を辿っている。その中で60余年、タクシーと無線が両輪となって今日の隆盛を築いてきたことに誇りをもっている。それを支えてくれた先輩たち、産学官全ての皆様に感謝したい」などと挨拶。続いて事務局より総会成立報告、議長選出、議事署名人指名の後、議事に入り清算結了報告に関する件を審議・承認、臨時総会を終了し正式に解散した。
その後の来賓挨拶で総務省の湯本博信総合通信基盤局長は、「全国自動車無線連合会におかれては、昭和35年の設立から64年の間、全国のタクシー業界を代表する団体として健全な普及発展に尽力されてきたが、本日、解散式にあたる臨時総会が開催され、その幕が降ろされることとなった。解散という重大な決断をされたことは関係者として断腸の思いだったと思う。本日の総会までに尽力された皆様方に心から敬意を表したい」などと話した。
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