「カスハラ」対策やAI活用した課題解決など紹介

 ゼロイチ広報(事務局・株式会社ベンチャー広報)は11月27日、東京都千代田区永田町1丁目の合人社東京永田町ビルで第4回記者発表会を開き、IT、人材、不動産、広告、ものづくりなど、中小・ベンチャー、スタートアップ企業8社の取り組み事例について紹介した。
 ゼロイチ広報は、スタートアップやベンチャー企業など中小規模の会社の広報担当者や、「ひとり広報」として広報活動をしている人を対象に5年前に設立したオンラインサロン。現在会員数は約100人といい、毎年定期的に記者発表会を開催してそれぞれ所属する企業の取り組み事例を紹介している。
 4年目の開催となった今回は、IT、人材、不動産、広告、ものづくりなどの業界から中小企業やベンチャー、スタートアップ企業など8社の広報担当者が参加し、各社順番に自社のサービスや商品についてプレゼンテーションを行った。
 このうち、AIやSaaS事業開発などを手掛ける株式会社RevComm(東京都渋谷区、曾田武史代表取締役)は、「生成AIで〝カスハラ対策〟コールセンターDXの最新情報&事例紹介」と題して、社会課題にもなっているカスタマーハラスメントに対するコールセンターでの対策として、自社開発の音声解析エンジン「MiiTel(ミーテル)」を使った通話内容の要約や音声データ検索、オペレーターフォロー機能などを紹介した。
 また、クラウド技術やAIを活用したDXソリューションを手掛ける、ARアドバンストテクノロジ株式会社(東京都渋谷区、武内寿憲代表取締役社長)は「 医療におけるAI活用最先端『術中の全身麻酔の課題をAIで解決』」と題して登壇。麻酔科医をサポートする熟練麻酔科医のナレッジ共有や患者データを基にした容態変化予測機能などを紹介していた。
(全文は12月4日付紙面に掲載)

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。