マスプロ電工、高シールドアンテナプラグを新発売

 マスプロ電工は、新4K8K衛星放送(3224MHz)に対応し、新しい漏えい基準をクリアした、簡単加工の高シールドアンテナプラグを新発売した。アンテナプラグAP7W(W)と同ブリスターパック入AP7W(W)―P=写真=がそれで、希望小売価格(税別)はともに550円。 BS・110度CS衛星放送による、新4K8K衛星放送の開始が今年12月からと迫っている。一方でBS・110度CS左旋の新周波数帯域は無線ルーターや電子レンジなど、新4K8K衛星放送と同一周波数帯域で、サービスを実施しているほかの無線システム機器と、相互に電波干渉を引き起こす可能性があり、伝送路全ての機器で電波漏えい対策が必要。 マスプロ電工でも、高シールドタイプのアンテナプラグを販売していたが、同軸ケーブルの種類により専用のアンテナプラグが必要という問題があった。同社は、今回新しい電波漏えい基準に準拠し、同軸ケーブル4C、5Cどちらにも対応したアンテナプラグを発売したもので、製品の主な特徴を次に示す。 ◎簡単加工:今までは同軸ケーブルの芯線をドライバーで締める必要があったが、AP7W(W)は芯線をコンタクトばねに差し込む方式なので、加工の際ドライバが不要。 ◎確認しながら確実に芯線の差し込みができる構造:芯線を差し込む樹脂が透明なので、芯線がコンタクトばねに確実に挟まれている様子を確認しながら差し込むことができる。 ◎同軸ケーブルの原寸大加工目盛付き:同軸ケーブルの加工寸法(原寸大)を本体に表示してあるので、現場で寸法を確認しながら加工できる。 ◎環境に配慮した製品“だからeco”:カドミウム・水銀などの不使用により、EU(欧州連合)の有害物質使用規制(RoHS)に適合。