古野電気、フルノ版「海のDX」特設サイトを公開

 古野電気(兵庫県西宮市、古野幸男代表取締役社長執行役員)は、2025年1月8日(水)にフルノ版「海のDX」特設サイト(https://future-vision.furuno.co.jp/dx)を公開した。
 古野電気は75年前、「世界初の魚群探知機の実用化」により勘と経験が支配していた漁業の仕組みを変えた。その成果は、海洋業界における「デジタルトランスフォーメーション」(DX)の始まりともいえる。そして現在、同社は新たな価値を生み出し、顧客に最適な製品・ソリューションを提供するため、海のDXに向けた事業変革(External DX)と社内のプロセス改善(Internal DX)の両面でDXに取り組んでいる。
 海難事故、海業の担い手不足、海洋資源の減少、地球温暖化による海洋環境の変化といった現在世界中の海が抱えている多くの課題に対処するため、同社は海の世界を変える決意を固めている。
 その切り札がDXであり、自律航行の研究開発や効率的な漁業・養殖支援のためのソリューション開発など、新しい事業展開を進めている。
 また海洋データの収集・蓄積を可能にするデータプラットフォームの構築にも力を入れ、収集した精度の高いデータを分析し、これまでにない新しい顧客体験や価値に変えていきたいとしている。
 フルノ版「海のDX」特設サイトの公開内容は▽社長メッセージ▽DX事業ビジョン▽External/Internal DXに向けた取り組み▽DX関連製品、サービス、プロジェクト一覧―となっている。
 同特設サイトでは、フルノ版「海のDX」の詳細やその先にある2050年に到来するであろう世界を同社が予測して描いた未来社会コンセプト「Ocean5・0」に繋がる様々なコンテンツを紹介している。
 フルノ「海のDX」特設サイトのURLは次の通り。
https://future-vision.furuno.co.jp/dx
 ウェブサイトURLは次の通り。
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?itemid=1600&dispmid=1017

1月17日付け⑤面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。