三菱電機、共創空間「Serendie Street Yokohama」が完成

 三菱電機は、これまで整備を進めてきた共創空間「Serendie Street Yokohama」(セレンディストリート横浜)の一環として、横浜アイマークプレイス内に社外との共創エリアを新設し、1月17日オープンした。「Serendie Street Yokohama」は、社内外や国内外の多様な人財・データ・技術が集うことで、これまでにない新たな価値を創出するための空間であり、今回の共創エリアのオープンをもって完成となった。
 同社は、さまざまなデータを分析・活用し、新たな価値を持続的に創出する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革を進めている。その変革を加速するため、2024年5月にデジタル基盤「Serendie」を構築し、異なる領域の機器やシステム、サービス、それらから集約されたデータや知見の出会いを作り出し、複雑化する社会課題の解決を目指している。その第一の拠点として2024年3月に「Serendie Street YDB」(セレンディストリート横浜ダイヤビルディング)を開設し、開発や事業創出におけるマインドセット改革と、「Serendie」を活用した価値共創プログラムに取り組んでいる。
 今回、横浜アイマークプレイス内に新設した社外との共創エリアでは、2024年10月から同ビル内で事業DXを推進する同社のDX人財約300名に加え、社内外の人財・データ・技術を一堂に結集し、偶発的な出会いから生まれるひらめきを活かした新たな価値の創出に向けて、さまざまなコミュニティやプロジェクトが日々活動する。多様な知識や技術の組み合わせによる顧客やパートナーとの共創活動を通じて、未知なる価値を創出し、社会の課題解決を目指す。

写真は 横浜アイマークプレイス内に新設した社外との共創エリア

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。