IOWN活用した「ふれあう伝話」、NTTが大阪・関西万博で
NTT(本社:東京都千代田区、島田明代表取締役社長)、2025年大阪・関西万博 日本館事務局、および2025年大阪・関西万博シグニチャーパビリオンいのち動的平衡館は、2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」において、IOWNを活用した「ふれあう伝話」を設置することを決定したと発表した。
大阪・関西万博は、2025年4月13日~10月13日の日程で大阪・夢洲(ゆめしま)地区で開催。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、新たな技術やシステムを実証する「未来社会の実験場」と位置づけ、多様なイノベーションを誘発し、それらを社会実装していくための、Society5・0実現型会場を目指す。
NTTグループでは、これまで100年以上にわたり、離れた場所に音や映像を伝え、距離を超えて世界中の人々が〝つながる〟ことを支えてきた。東京で最初の公衆電話が登場してから、125年を迎え、公共の場においても音声を通じたコミュニケーションを支えてきたとしている。
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想は、NTTがあらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。またオールフォトニクス・ネットワーク(APN: All―Photonics Network)はその構成要素の一つとしている。
このIOWN構想を背景に、2025年大阪・関西万博では、音や映像に加え、触覚・振動を送り合うことができる「ふれあう伝話」を設置し、離れた人の存在を感じられるような体験を提供する。「ふれあう伝話」では公共の場で生まれる偶然の出会いや、初めて会う人とでもふれあうコミュニケーションが気軽にできる、新しいコミュニケーションのあり方を目指す。「電話から伝話へ」として、まるでそばにいるような感覚や、「お互いの存在を感じられる世界」を創造するとしている。
具体的な取り組みは次の通り。
(全文は2月3日付紙面に掲載)
この記事を書いた記者
- 主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。
最新の投稿
- 行政2025.02.05国際研究集会開催支援と海外研究者招へいに25件採択
- 情報通信2025.02.03IOWN活用した「ふれあう伝話」、NTTが大阪・関西万博で
- 行政2025.01.31世界初の汎用性型光量子計算プラットフォームを実現
- Uncategorized2025.01.31「今年はJUIDA未来創生元年」