地域に根ざした商用ドローン活用を 福岡で初の「Japan Drone」展

 Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO運営事務局(コングレ内)は、オンラインで「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO in 九州(福岡)2022」の開催概要発表会・出展者説明会を開催した。開催概要、コンファレンスプログラム、来場プロモーション計画の発表などを行った。 Japan Drone開催テーマは「実現間近、ドローンのレベル4飛行と有人飛行」。ドローンの着実な社会実装を促進し、目視外飛行の実現、空飛ぶクルマの有人飛行の実現に向けて、国民生活の利便性向上と新たな市場創出に貢献していく。Japan Droneは、ドローンの利活用による安心・安全な街づくり、社会基盤整備のイノベーションを目指し、ドローンの社会実装によるスマートシティ実現に向けた新たな課題解決を支援する。 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とコングレは、 2016年から無人航空機産業の発展を目指し、商業用・民生用無人航空機(ドローン)の国際的な専門展示会を発足させた。 この6年間で商用ドローンの活用は拡大し、様々な用途開発による課題解決を実現しつつある。その課題は、都市部での物流問題、災害対応などや、地方都市における農業支援や過疎地対策など地域によってドローンの活用方法は細分化し、具体的な解決方法として各地域の自治体や産業界にとって今後もますます期待される様になってきた。課題やその解決方法はその地域によって異なるため、地域に根ざした商用ドローンの活用情報や成功事例の発表の場が求められてきた。 地方都市における情報収集の要望が高まる中で、主催者では、地方都市における課題解決のための情報提供の重要性を鑑み、各都市の要望や必要な情報を一堂に集めた「Japan Droneの地方都市開催」として今回、初開催都市を九州福岡に決定した。この地方都市開催により地域に根ざした商用ドローンの活用やAdvanced Air Mobility産業界への情報提供の場を設けることで、地域のドローン産業発展だけではなく、地方創生・地元地域の活性化にも寄与できるマッチングコミュニケーションの場をつくりたいとしている。  開催概要は次の通り。 ▽会期:【国際展示会】【国際コンファレンス】ともに12月6日(火)~7日(水)▽開場時間:10・00~17・00▽会場:福岡国際会議場4階(福岡県福岡市博多区石城町2―1)▽特別協力:福岡地域戦略推進協議会、西日本新聞社▽出展者数:60社・団体(予定)▽参加登録者数:2000名(予定)▽入場料1000円(税込み、ただし、事前来場登録により無料)▽後援:経済産業省九州経済産業局、国土交通省九州地方整備局、農林水産省九州農政局、福岡県、福岡市、一般社団法人九州経済連合会、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ほか。 コンファレンスの主なコンテンツ予定を紹介すると、12月6日には基調講演「ドローン、空飛ぶクルマの技術ならびに制度の世界の最新動向」(鈴木真二(一社)日本UAS産業振興協議会(JUIDA理事長)、特別講演「ドローンの現状と今後の展望 ~レベル 4 飛行の実現、さらにその先へ~」(小熊弘明内閣官房小型無人機等対策推進室 参事官)、出展者協賛セミナー「ドローンの試作&量産に最適!すぐに使えるカーボンファイバー3Dプリンタ」(トーマス・パンマークフォージド・ジャパン代表取締役社長)などが開かれる。