【マイクロウェーブ特集】ローデ・シュワルツ

マイクロ波技術関連の学術、産業、教育に関する国内最大級のイベント「マイクロウェーブ展2022」(Microwave Exhibition 2022)が11月30日(水)~12月2日(金)午前10時~午後5時30分(2日は午後5時まで)にパシフィコ横浜展示ホールD(神奈川県横浜市西区みなとみらい1―1―1)で開かれる。主催は電子情報通信学会。後援は総務省。特別協力は公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー。今年は、4年に一度日本で開催される2022年アジア・パシフィックマイクロ波会議(APMC 2022、2022 Asia―Pacific Microwave Conference)の併設展示会となっている。「マイクロウェーブ展2022」は、「APMC 2022」の基調コンセプト「Challenges of microwave engineering for the super smart society in the new normal」と連動し、現地開催の利点を生かしつつ、ニューノーマル時代のスマートな展示会を目指している。 ローデ・シュワルツは「マイクロウェーブ展2022」に出展し、6G/テラヘルツを見据えたソリューションとして、サブテラヘルツ測定に関連する製品群を展示する。 日本初公開の新製品である外部フロントエンド「R&S FE170ST/FE170SR」は、広帯域変調信号をDバンドにアップコンバート/ダウンコンバートできる周波数コンバータ。小型であるため、DUTの直近に設置することができ、ケーブル損失が低減される。信号発生器およびスペクトラム・アナライザと組み合わせて使用することで、高感度なDバンドのアンテナ伝搬測定が可能。また、「R&S FE170ST/FE170SR」は、高精度LOを内蔵しており、外部LOが不要であること、また信号発生器やスペクトラム・アナライザから制御でき、経路補正も自動で行えることから、従来の測定に対し非常に簡単で、かつ高確度な測定を実行できるのが特長となっている。 そのほか、Dバンドの位相雑音測定ソリューションとして、位相雑音アナライザ/VCOテスタ「R&S FSWP」を展示する。スペクトラム・アナライザと位相雑音アナライザの機能を1台にした「R&S FSWP」は、ワンボックスで50GHzまでの測定をサポートし、相互相関法により超高感度の位相雑音測定が可能。さらに外部ミキサを接続することで、最大500GHzまでのコンパクトな位相雑音測定を実現する。